外務報道官談話

令和4年3月28日
  1. 日本政府は、3月19日から同20日(現地時間)にかけて発生したサウジアラビア王国各地への攻撃に続き、同25日(現地時間)に発生した同国のジッダの石油施設への攻撃を含む、イエメンに活動拠点を置くホーシー派によるサウジアラビア王国への累次の越境攻撃を強く非難します。
  2. サウジアラビアへの越境攻撃は即座に停止されるべきです。また、日本政府は、改めて全ての関係者に対し、イエメンにおける即時の停戦と政治的解決に向けた早期の対話開始を呼びかけます。
  3. 日本政府は、3月16日に開催された「イエメン人道危機に関するハイレベル・プレッジング会合」において、2022年に少なくとも総額2,300万ドルの人道支援実施を表明するなど、イエメンに対する人道支援に取り組んできており、今後も、関係国と連携しつつ、引き続きイエメンにおける平和と安定の実現に向け取り組んでいく考えです。

[参考]事案概要
(1)サウジアラビアが主導する連合軍は、3月25日、ホーシー派が発射したサウジアラビア各地を標的とした弾道ミサイル等複数機を迎撃した旨発表するとともに、攻撃を受けたジッダの石油施設等で火災が発生した旨発表。これまでのところ、死傷者は報告されていない。
(2)25日、ホーシー派は、サウジアラビアに対し、大規模な攻撃作戦を実施した旨発表。


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