外務報道官談話

令和3年2月9日
  1. 我が国は、2月6日(現地時間同日)、エチオピアのアディスアベバで開催された第34回アフリカ連合(AU)総会におけるAU委員長選挙において、現職のムーサ・ファキ・マハマト委員長(H.E. Mr. Moussa Faki Mahamat, incumbent Chairperson of the African Union Commission (AUC))が再選されたことに祝意を表します。
  2. 我が国は、新型コロナウイルス感染症対策を始めとする開発課題やアフリカの平和と安定に向けた課題にAU自身が取組を進めていく上で、ファキ委員長が指導力を発揮されていることに敬意を表します。
  3. 我が国は、アフリカのオーナーシップの表れであるAUの取組を今後とも後押ししていくとともに、2022年にチュニジアで予定されている第8回アフリカ開発会議(TICAD8)に向け、共催者の一つであるAU委員会と引き続き緊密に連携していく考えです。
[参考1]アフリカ連合(AU)
アフリカ55か国・地域が加盟する世界最大の地域機関。アフリカの一層高度な政治的・経済的統合の実現と紛争の予防・解決に向けた取組強化のため、2002年7月、「アフリカ統一機構」(OAU)(1963年5月設立)から発展改組。本部はエチオピアの首都・アディスアベバに所在。AU委員会はその事務局機能を担い、2010年からTICAD共催者の一つとなっている。

[参考2]ムーサ・ファキ・マハマトAU委員長
1960年6月21日生まれ。チャド出身。元チャド首相(2003年~2005年)、外務・アフリカ統合大臣(2008年~2017年)。2017年から現職。2019年のTICAD7の際にAU委員長として訪日。

[参考3]アフリカ開発会議(TICAD)
1993年に日本政府が主導し立ち上げた、アフリカ開発をテーマとする国際会議。日本、国連、国連開発計画(UNDP)、世界銀行及びAU委員会による共催。前回のTICAD7は2019年8月に横浜で開催された。次回のTICAD8は2022年にチュニジアにて開催予定。

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