外務報道官談話
イエメン共和国における新内閣発足について
(外務報道官談話)
令和2年12月23日
- 日本政府は、「リヤド合意」に基づき、12月18日(現地時間)にイエメンで新内閣の発足が決定されたことを、同国の安定に向けた重要な一歩として歓迎します。日本政府は、サウジアラビア政府を始めとする関係者のこれまでの取組を高く評価します。
- 日本政府は、この機会に、改めて全ての関係者に対してイエメンにおける即時の停戦と政治的解決に向けた早期の対話開始を呼びかけます。
- 日本政府は、イエメンの人道支援に取り組んできており、今後も、関係国と連携しつつ、引き続きイエメンの平和と安定の実現に取り組んでいく考えです。
[参考]イエメンにおける新内閣発足(これまでの経緯)
- 2019年11月5日、イエメン政府と同国南部の自治を志向する南部移行評議会(STC)は、サウジアラビアによる仲介の下、STC出身閣僚を含む新政府樹立等を規定する「リヤド合意」に署名。
- その後もイエメン国内では両者間の衝突が継続し、リヤド合意は履行されずにいたが、2020年12月18日、同合意に基づき新内閣が発足することが決定された。