外務報道官談話

平成27年5月11日

1.今般,イスラエル側が東エルサレムにおいて計900戸の住宅建設を許可したとの情報に接し,我が国として強い遺憾の意を表明します。我が国を含む国際社会の再三の申し入れにもかかわらず入植政策を進めることは,二国家解決の実現に向け国際社会が行っている努力を無にするものです。

2.入植活動は国際法違反であり,我が国は,イスラエル政府に対し入植活動の完全凍結を繰り返し呼びかけてきました。我が国は,イスラエル新政権に対し,現状を変更するような一方的な行為を控えること,及び和平プロセスの進展のために,本件新規住宅建設計画が実施されないことを強く求めます。

3.我が国として,イスラエルとパレスチナが相互の信頼を高めるように行動し,和平に向けての努力を粘り強く継続するよう,改めて強く求めます。


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