外務報道官談話
レバノンにおける新内閣の組閣について
(外務報道官談話)
平成31年2月6日
- 我が国は,1月31日(現地時間)に,サアド・ハリーリ首相(Mr. Saad Hariri, Prime Minister, the Lebanese Republic)を首班とする新内閣が発足したことを歓迎するとともに,レバノン各派が対話と協議を通じて新内閣樹立に至ったことに敬意を表します。
- 我が国は,レバノンの安定が中東の安定に不可欠との観点から,新しい内閣の指導の下,レバノンの政治的安定が確固たるものとなることを期待しており,そのためのレバノンの努力を支持します。
- 我が国は,シリア情勢の改善,包括的な中東和平を始めとする中東地域の安定に向け,レバノンを含む国際社会と連携していきます。
[参考]レバノン政治情勢
2018年5月6日(以下現地時間),議会選挙が実施され,同24日にアウン大統領がハリーリ首相を次期首相候補に指名したが,各政党・宗派との組閣協議が難航。その後8か月強の調整を経て,2019年1月31日に内閣が成立。
レバノンは,隣国のシリアと関係が深く,2018年12月時点で,94万人以上のシリア難民を受け入れている。