外務報道官談話
スーダン情勢(米国の経済制裁解除)について(外務報道官談話)
平成29年10月11日
1 我が国は,スーダン共和国に対する米国の経済制裁が10月12日(米国時間)付で解除されるとの決定を歓迎します。
2 これまで協議を重ねてきた米・スーダン両国に敬意を表するとともに,今般の制裁解除が,スーダン国内,地域,そして国際社会の平和と安定に向けたスーダン政府の建設的な関与に資することを期待します。
3 また,今般の制裁解除がスーダンの経済発展,ひいては,日・スーダン経済関係にも良い影響を与えることを期待します。
4 我が国としては,スーダンの平和と安定は地域にとって重要であるとの認識の下,国際社会との関係強化に向けたスーダン政府の取組やスーダンの持続的開発を引き続き支援していく所存です。
[参考]
10月6日(米国時間),米国政府は,スーダンのダルフール地方等での敵対行為停止継続,スーダン全土での人道アクセス改善,地域紛争及びテロ脅威への対処に係る対米協力維持に関し,スーダン政府が前向きな行動を持続していることを理由に,対スーダン経済制裁を10月12日付で解除することを決定。
今回解除された制裁措置は,米国人によるスーダン製品輸入禁止,米国製品の対スーダン輸出禁止,スーダン製品輸出・再輸出に係る米国人による仲介禁止,米・スーダン間の貨物運送取引禁止,スーダン政府の対米資産凍結,米国人によるスーダン石油・石油化学産業関連取引禁止等。他方,「テロ支援国家」リスト掲載(軍用品・軍民両用品の販売,軍事支援の禁止),ダルフール関連国連安保理制裁の国内実施(ダルフール関係者4名(国軍地域司令官1名,地元部族長1名,武装勢力関係者2名)の資産凍結・渡航禁止,ダルフール地方への武器禁輸)は維持される。
2 これまで協議を重ねてきた米・スーダン両国に敬意を表するとともに,今般の制裁解除が,スーダン国内,地域,そして国際社会の平和と安定に向けたスーダン政府の建設的な関与に資することを期待します。
3 また,今般の制裁解除がスーダンの経済発展,ひいては,日・スーダン経済関係にも良い影響を与えることを期待します。
4 我が国としては,スーダンの平和と安定は地域にとって重要であるとの認識の下,国際社会との関係強化に向けたスーダン政府の取組やスーダンの持続的開発を引き続き支援していく所存です。
[参考]
10月6日(米国時間),米国政府は,スーダンのダルフール地方等での敵対行為停止継続,スーダン全土での人道アクセス改善,地域紛争及びテロ脅威への対処に係る対米協力維持に関し,スーダン政府が前向きな行動を持続していることを理由に,対スーダン経済制裁を10月12日付で解除することを決定。
今回解除された制裁措置は,米国人によるスーダン製品輸入禁止,米国製品の対スーダン輸出禁止,スーダン製品輸出・再輸出に係る米国人による仲介禁止,米・スーダン間の貨物運送取引禁止,スーダン政府の対米資産凍結,米国人によるスーダン石油・石油化学産業関連取引禁止等。他方,「テロ支援国家」リスト掲載(軍用品・軍民両用品の販売,軍事支援の禁止),ダルフール関連国連安保理制裁の国内実施(ダルフール関係者4名(国軍地域司令官1名,地元部族長1名,武装勢力関係者2名)の資産凍結・渡航禁止,ダルフール地方への武器禁輸)は維持される。