外務報道官談話

平成28年12月12日
1 12月11日(現地時間10日),トルコ共和国イスタンブール市において発生した爆弾テロ事件により,多くの死傷者が発生したことに関し,ご遺族に対し心からの哀悼の意を表するとともに,負傷者の方々に心からお見舞いを申し上げます。

2 テロはいかなる理由によっても正当化できず,我が国はこのようなテロ行為を断固として非難します。我が国は,トルコ政府及びトルコ国民に対し,強い連帯の意を表します。

[参考]事件概要
現地時間12月10日(土曜日)22時40分頃(日本時間11日(日曜日)4時40分頃),イスタンブール市の新市街の中心地タクシムに近いボーダフォン・アリーナスタジアム(サッカースタジアム)の付近で,サッカーの試合終了後.警察機動隊に対して2回の爆発が発生。11日11時35分頃(日本時間同日17時35分頃),ソイル内務大臣は記者団に対し,本件による死亡者は38名(警察官30名,一般市民7名,身元不明1名),負傷者は136名である旨発表(アクダー保健大臣は,負傷者は155名で,そのうち14名が集中治療を受けていると発言)。また,ソイル内務大臣は,事件に関してこれまで13人を拘束したと述べるとともに,今般攻撃は「クルド労働者党(PKK)(によるものであること)を示唆している」と述べている。なお,ユルドゥム首相は,11日を国民の哀悼の日とし,半旗をかかげる旨発表。現時点まで邦人被害の報には接していない。

外務報道官談話へ戻る