談話・コメント

高村外務大臣談話

イランの核問題に関する国際連合安全保障理事会決議第1803号の採択について

平成20年3月4日

TICAD(アフリカ開発会議) 北海道洞爺湖サミット

  1. 我が国は、3月3日(月曜日)(ニューヨーク時間、日本時間3月4日(火曜日))、国連安全保障理事会が、イランの核問題に関する追加的措置を含む決議第1803号を採択したことを評価する。
  2. 我が国としては、核不拡散体制の堅持、北朝鮮の核問題との関係、エネルギー供給に大きな影響を有する中東地域の安定などの観点から、イランの核問題には毅然とした対応が必要であると考えており、今回の決議採択に向けた議論においても、関係国と緊密に連携し協議してきたところである。
  3. 我が国としては、度重なる国際社会の呼びかけにも拘わらず、イランが濃縮関連活動の停止をはじめとする安保理決議等の要求事項に応じていないことを遺憾と考えている。我が国は、問題の交渉を通じた平和的・外交的解決を強く望んでおり、イランがこうした要求事項に応じた上で、速やかに交渉プロセスに復帰するよう、同国に対し引き続きあらゆる機会を通じ働きかけていく考えである。
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