談話・コメント

麻生外務大臣談話

赤阪清隆氏の国際連合広報担当事務次長指名について

平成19年2月9日
  1. 我が国政府は、2月9日(金曜日)(米国東部時間)、潘基文国際連合事務総長により赤阪清隆氏が広報担当事務次長(広報局長)に指名されたことを歓迎する。
  2. 国際連合が現代の国際社会に応じた機関へと改革されるためには、市民社会との建設的な連携が強化される必要があり、広報局の任務は益々重要となっている。そうした中で赤阪清隆新事務次長がこれまでの経歴を生かしつつ、広報局の活動拡充に尽力されることを期待する。
  3. また、同時に辞任が発表された田中信明軍縮担当事務次長(軍縮局長)については、同氏が国際連合の軍縮分野の活動において果たした積極的な貢献に対して敬意を表したい。

(参考)

  1. 赤阪清隆新広報担当国連事務次長(現職 経済協力開発機構事務次長)の略歴別紙のとおり。
  2. 国連事務次長は、国連事務総長、副事務総長に次ぐ幹部であり、国連事務局ニューヨーク本部には14の事務次長ポストがある(ジュネーブ、ウィーン、ナイロビの各本部の事務所長、基金・計画の長等を含めれば事務次長クラスは約30ポストとなる)。日本人が国連事務次長に就任するのは、赤阪氏が7人目となる。
  3. 広報局は、国連の活動の対外広報を所掌する。戦略通信部、ニュース・プレス部、対外発信部、事務総長報道官室、ダグ・ハマショールド図書館並びに世界約50都市に設けられた国連広報センターを傘下におき、約750名の職員を擁する。前任の広報担当事務次長はシャシ・タルール氏(インド)。
  4. 我が国出身の国連事務次長歴任者

    赤谷源一 広報局長 1978-1979年
    明石 康 広報局長・軍縮局長・人道問題担当事務次長 1979-1997年
    法眼健作 広報局長 1999-2000年
    大島賢三 人道問題担当事務次長 2001-2003年
    阿部信泰 軍縮局長 2003-2006年
    田中信明 軍縮局長 2006年4月6日~2007年2月9日

 国連事務局による発表は米国東部時間2月9日(金曜日)正午の定例記者会見で行われる。
 定例記者会見の内容は以下の国連ホームページで確認可能。

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