国際機関を通じた協力
第79回国連大学理事会に伴う外務省主催レセプションの開催
令和5年6月9日
6月1日、第79回国連大学理事会の機会に、日本に本部が所在する唯一の国連機関である国連大学とホスト国である我が国の関係者との協力関係の促進のために、国連大学理事を迎え、外務省主催レセプションを開催しました。
同レセプションには、オロニサキン国連大学理事会議長及びマルワラ国連大学学長を始めとする国連大学幹部、井出文部科学副大臣、山田環境副大臣、我が国の政財会、学界関係者等約160名が出席しました。当省からは、武井外務副大臣が主催者として挨拶を行ったところ、同挨拶の概要は以下のとおりです。
- 国連大学の発展に向けて多大な貢献をしていただいている国連大学理事及び国連大学研究所所長の皆様の来日を心から歓迎する。
- 国連大学は、国連諸機関全体のシンクタンクとしてSDGsを含む地球規模課題解決に向けた研究を行うとともに、近年では、大学院学位プログラム等による次世代を担う人々を育てる教育機関としての役割も強化されている。さらに、日本政府と国連大学の連携は着実に深まっている。
- 日本政府は、我が国に本部を置く唯一の国連機関である国連大学の活動を引き続き最大限支援していく所存であり、今後、国連大学との連携を一層強化していくことを楽しみにしている。
(参考1)国際連合大学について
国際連合大学は、日本に本部を置く唯一の国連機関であり、世界12カ国に13の研究所やプログラムを持つ。国連と国連加盟国が関心を寄せる緊急性の高い地球規模課題または地域に関係のあるテーマに重点を置いた研究を行っている。2010年には大学院学位プログラムを開設。国連機関等で活躍する人材の輩出を目指している。
(参考2)国連大学理事会
国連大学理事会は、国連大学の最高意思決定機関であり、年2回開催される。第79回目となる今次理事会は、2023年6月1日から2日にかけて、同大学本部において開催され、同大学の運営方針等を審議・決定する。国連大学の12名の理事は、個人の資格で国連事務総長及びユネスコ事務局長によって任命され、各国の主要な大学の学長をはじめとする各国におけるオピニオン・リーダーが含まれている。任期は原則6年、日本からは、佐藤地 JR東日本商事顧問が理事を務めている。