シンガポール共和国

令和7年8月25日
リー・シェンロン・シンガポール共和国上級大臣と握手する石破総理大臣 (写真提供:内閣広報室)
リー・シェンロン・シンガポール共和国上級大臣と会談する石破総理大臣 (写真提供:内閣広報室)
リー・シェンロン・シンガポール共和国上級大臣に旭日大綬章を贈呈する石破総理大臣 (写真提供:内閣広報室)

 8月25日、午後0時05分から約25分間、石破茂内閣総理大臣は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の賓客として訪日中のリー・シェンロン・シンガポール共和国上級大臣(H.E. Mr Lee Hsien Loong, Senior Minister of the Republic of Singapore)と会談し、続けて、同上級大臣に対する旭日大綬章勲章伝達式を実施したところ、概要は以下のとおりです。
 両者は、その後、午後0時45分から約60分間、昼食会で和やかな雰囲気の中で意見交換を行いました。

1 会談

  1. 石破総理大臣から、大阪・関西万博のナショナルデー行事に際するリー上級大臣の訪日を歓迎しつつ、同上級大臣の旭日大綬章の受章に祝意を伝えました。また、石破総理大臣から、来年の日・シンガポール外交関係樹立60周年を機に、基本的な価値や原則を共有するシンガポールとの二国間関係を更に強固なものにしたい旨述べました。これに対し、リー上級大臣は、今般の叙勲への深甚な謝意を示すとともに、今後も日・シンガポール関係の発展のために取り組んでいきたい旨述べました。
  2. 両者は、国際情勢が不透明感を増す中、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向け、一層協力を深めることの重要性を確認しました。また、双方は日・シンガポール外交関係樹立60周年に向けた協力について意見交換しました。

2 勲章伝達式

 伝達式において、石破総理大臣から、リー上級大臣が20年にわたり首相を務められ、日本とシンガポールの二国間協力の発展に顕著な功績を挙げられたことに対し、天皇陛下が旭日大綬章を贈与されたことを伝達し祝意を表しました。また、石破総理大臣は、17年前の防衛大臣時代を含め様々な機会にリー上級大臣と面会し、思慮深い話に感銘を受けた旨述べました。
 さらに、アジアを代表する指導者であるリー上級大臣が、日本の地域における積極的な対応を評価し、日本のイニシアティブを国際会議等の場を含め後押しされたことが、日本とシンガポール間の理解促進・友好親善に寄与した旨述べ、今後も同上級大臣が日本の良き友人として、日・シンガポール関係に取り組まれることへの期待を示しました。
 これに対して、リー上級大臣は答辞を行い、引き続き日本の信頼できるパートナーであり続けたい旨述べました。


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