イタリア共和国

令和3年5月5日
日伊外相会談時の記念撮影の様子 日伊外相会談

 現地時間5月5日午前11時25分(日本時間5日午後7時25分)から約20分間、G7外務・開発大臣会合に出席するため、英国を訪問中の茂木敏充外務大臣は、ルイージ・ディ・マイオ・イタリア共和国外務・国際協力大臣(H.E. Hon. Luigi Di Maio, Minister of Foreign Affairs and International Cooperation of the Italian Republic)と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 茂木大臣から、本年のG20議長国であるとともに、COP26を英国と共催するイタリアと協力していきたい旨述べました。これに対し、ディ・マイオ大臣から、二国間協力に加え、G20やCOP26についても協力していきたい旨述べました。
  2. 茂木大臣から、「インド太平洋における協力のためのEU戦略」を歓迎するとともに、今後、EUの共同コミュニケ策定に向け、イタリアが積極的に貢献することを期待する旨述べました。ディ・マイオ大臣から、今回のG7でも中国やミャンマーについて充実した議論ができており、インド太平洋についてはイタリアとしても日本との連携を重視している旨述べました。
  3. 両大臣は、東シナ海及び南シナ海の情勢について意見交換を行い、海警法を含む最近の中国の動向、一方的な現状変更の試みの継続・強化、香港情勢、新疆ウイグル自治区の人権状況について、深刻な懸念を共有しました。
  4. 両大臣は、北朝鮮の非核化についても議論を行い、茂木大臣から、拉致問題の即時解決に向けた理解と協力を求めました。

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