インド

令和3年3月9日

3月9日午後4時45分から約40分間、菅義偉内閣総理大臣は、ナレンドラ・モディ・インド首相(H.E. Mr. Narendra Modi, Prime Minister of India)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 両首脳は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた協力がますます重要となっているとの認識を共有し、その実現のために、二国間の協力、さらには日米豪印の協力を着実に進めていくことで一致しました。
  2. 両首脳は、日印関係について意見交換を行い、安全保障・防衛協力、デジタルを含む経済関係強化、人的交流の促進などを通じ、「日印特別戦略的グローバル・パートナーシップ」の具体化に向けて引き続き取り組むことで一致しました。両首脳は、高速鉄道事業が進展していること、特定技能制度に関する協力覚書が署名に至ったことを歓迎しました。
  3. 両首脳は、地域情勢についても意見交換を行い、その中で、菅総理大臣から、東シナ海・南シナ海における一方的な現状変更の試みや中国海警法、香港・新疆ウイグル自治区の状況について深刻な懸念を表明し、また、北朝鮮による拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求めました。さらに、両首脳は、ミャンマー情勢について重大な懸念を有しており、緊密に連携していくことを確認しました。

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