世界が報じた日本

海外主要メディアの日本関連報道

平成29年12月15日

 最近の海外主要メディアにおける日本関連報道の中からいくつか紹介いたします。メディア側から予め承認が得られたものの中から選んで掲載しています。転載・複製を禁じます。詳細はリンクから原文をご参照願います。

掲載日:

12月1日:

媒体名(国名):

ディー・ヴェルト紙(独)

執筆者(発信地):

クラウス・ガイガー外政部編集者

 不合理で予測不可能。西側諸国の目に北朝鮮の独裁者・金正恩氏はこう映るが,これは誤った判断に導きかねないステレオタイプだと磯崎敦仁氏は言う。世界有数の北朝鮮研究者である42歳の磯崎氏は,10年以上前から北朝鮮指導部を研究しており,北朝鮮は常に他国の失敗から学ぼうとする戦略的にほぼノーミスの行動をとる独裁国家だという結論に至る。この意味で,金正恩氏は父の遺産を首尾一貫して巧妙に継承していると言う。
 北朝鮮政権の戦略は,軍事的な自衛と経済発展という2本の柱に支えられているが,恐らく1本目の柱は完成したものと見なしている可能性があると言う。磯崎氏によれば,今度は経済発展が前面に出る可能性があるが,「そのためには,制裁を解除させる必要があるので,北朝鮮が外交に戻る道を模索する可能性は否定できない」。「北朝鮮が二度と再び核兵器を手放すことはない」が,これはICBMについては該当せず,「ICBMは米国との交渉における餌で,放棄すれば取引してもらえる可能性がある」。すなわち,北朝鮮は突然,米国に対して大きな力を手に入れたのであり,「アメリカ・ファースト政策によって,米国は何よりも自国に対する脅威を最小化するよう努力する」可能性があり,これは長年,北朝鮮の脅威を過小評価してきたことが招いた結果だと磯崎氏は指摘する。
 「日本にとり,北朝鮮は20年以上前から外交政策上の優先順位が一番高く,この間,日本は北朝鮮問題の重要性を米国に理解してもらえるよう努力してきた」が,米政府は長い間あまり関心を示さなかったと言う。2016年になって初めて「北朝鮮のミサイルが米領土を射程に入れる可能性が実際にあることを米国が突然理解して」この状況は変わったのだが,すでに手遅れだった。

掲載日:

11月29日:

媒体名(国名):

ザ・ナショナル紙(ア首連)

執筆者(発信地):

カリン・マレク記者

 日本の廃棄物収集及びリサイクルは江戸時代に始まり,関係法令や焼却施設の整備を経て発展を遂げてきた。現在,東京には21の清掃工場があり,その一つである品川清掃工場の工場長・横山英範氏は「廃棄物減のために,リサイクルや衛生的な生活環境維持といった様々な努力が行われている。焼却施設エリアの半分は,ガス浄化に使われている。また公害を防ぎ工場近隣に住民が住めるよう,排ガス・排水処理施設,太陽光パネル,緑地公園を備えている。廃棄物の焼却熱で発電もしており半分は工場の電力を賄うために使われ,残りの半分は電力会社に販売している。」と述べた。東京在住の横田氏は,「エネルギーの90%以上を輸入する日本にとって,廃棄物をエネルギーに転換することは重要である。様々な方法で再生可能エネルギーを生産する取組みを支援したい。」と話す。

掲載日:

11月3日:

媒体名(国名):

ディナミナ紙(スリランカ)
タイトル:
桜の花がスリランカで咲く

執筆者(発信地):

ウィジェーコーン副編集長

 スリランカと日本は「稲作文化」という共通点がある。加えて日本の神道と仏教の共存がスリランカと日本のつながりに貢献している。訪日中,かつてスリランカにあった,遺産とも言うべき重要なものが近代日本で見られたことは驚くべきことであった。
 スリランカ及び日本の首相府に,それぞれの事務局を設置した日・スリランカ合同委員会の設立は2か国間の文化交流や経済協力を強化させることに大きく貢献した。その成果の1つとして来年1月に日本の主要なビジネスマン100人から成る団体がスリランカを訪問し,投資の機会を探る。
   JICAを訪問した際には,JICA南アジア部南アジア第三課よりスリランカに対する支援の短期的・長期的計画双方が成功裏に機能している旨紹介があった。日本の民間企業の中にもスリランカの発展を加速すべく支援する計画があるとのことだ。
 加えてスリランカを支援するボランティア団体も数多く存在する。「ラマーミトゥル(注:シンハラ語で子供の友達の意)の会」は,スリランカの地方の学校のインフラ等を支援する団体であり,同団体の代表でスリランカ人の山崎シルヴァ理事長によると,同団体は2012年に立ち上げられ,日本で集められた資金により,これまでにスリランカ国内の15の小学校を支援した。

掲載日:

10月31日:

媒体名(国名):

アル・シュルーク紙(エジプト)
タイトル:
この礼儀正しい人々

執筆者(発信地):

エマード・エルディンフセイン編集長

 日本を訪問すると,人々を区別するのは,モラルや行動様式であり,お金や影響力ではないと思っていて良いのだという自信を,再び持つことができる。日本人の礼儀正しさは人を感動させるが,外国人にとっては,細かすぎで,自国のルールと異なるため,理解できず面食らう者もいるだろう。
 日本人の有名なお辞儀は,大人だけがするものだと思っていた。または,冗談でお辞儀をしたり,映画の一場面になるだけのものだと思っていた。しかし実際には,お辞儀は常に見ることができた。日本人は何もしなくてもお礼を言う。会うときも別れる時もお辞儀をする。
 大体の電車や地下鉄の通路には,目の不自由な人々の為に黄色のタイルで作られた線がある。ほとんどの文明国のように,日本人は交通信号に厳格に従う。
 日本では法律を遵守している限り,自由に行動できる。しかし法律を守ることができなければ,不幸な日を送ることになる。
 日本の優位性と発展は何もないところから湧き上ったのではない。背景にある質の良い教育,まじめな国民性,法治国家であることなど,多くの要素が組み合わさってできているのである。
 これまで書いた中で,日本人は天使のような人々だと言っているのではない。彼らは私たちのように普通の人間だ。しかし彼らは規律,正確さ,秩序を守るよう自分たちを追いこんでいる。グローバル化やソーシャルメディアが押し寄せることで生じるチャレンジはある。しかしその中で,日本人は問題点を見つけ,解決策を探そうと努力している。現在の日本において最も困難な問題は,若者の人口比率割合が低く,高齢者が増加していることだ。
 私は日本式なやり方を贔屓しているとは思われたくない。しかし実際に日本人とは,愛情と尊敬の念を持ってお辞儀をしてしまいたくなるような人々なのだ。

掲載日:

8月31日:

媒体名(国名):

アキプレス通信社別ウィンドウで開く(キルギス)

執筆者(発信地):

サギンバエヴァ「アキプレス」通信社社長

 8月31日,東京において「中央アジア+日本」第10回東京対話が始まった。主催者によると,この会議は中央アジアと日本の外交関係25周年と重なる。本年の議長国はタジキスタンであり,その前はトルクメニスタンであった。これにより,中央アジアの全ての国が対話の議長国を務めた。
 キルギスよりはアザマト・ディカムバエフ国立戦略調査研究所所長が会議に出席した。ディカムバエフ氏は,日本が25年前にキルギスの独立を最初に認めた国のうちの一つであり,そのキルギスは本日独立記念日を祝っている旨述べた上で,「両国は互いに深い共感及び尊敬をもって,開かれたパートナーシップの原則の下に相互関係が築かれている。残念ながら,高いレベルの政治的協力にもかかわらず,経済分野においては未だ低いレベルにある。最も高いレベルにあった2013年~2014年については,キルギスの対外貿易の約3%を占めていた。我々二国間協力には巨大なポテンシャルがある」と述べた。
 本対話の立ち上げ者である川口順子元外務大臣は,「中央アジアが他国の支配権なしに自ら発展することが重要である」と述べた。

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