世界が報じた日本

平成28年11月14日

 最近の海外主要メディアにおける日本関連報道の中からいくつか紹介いたします。メディア側から予め承認が得られたものの中から選んで掲載しています。転載・複製を禁じます。詳細はリンクから原文をご参照願います。

掲載日:

10月22日付:

媒体名(国名):

ネーション・テレビ(タイ)
タイトル:
ネーション・テレビ(タイ)

執筆者(発信地):

佐渡島志郎大使インタビュー(ダナイ・サムットコージョン同番組キャスター)

 1964年に天皇陛下が皇太子時代にタイを訪問された際に、プミポン国王陛下から、タイ国民の栄養不足、特にタンパク質不足を心配されているとの話を伺った。帰国後、天皇陛下は、ティラピア(タイ語でプラーニン)は繁殖力が強いことから栄養不足の解決のために役立つと考えられて、プミポン国王陛下にティラピアを寄贈された。プラーニンの名前は、「黒い」色の魚の意味である。
 プミポン国王陛下は1970年代以降から「充足経済」の考えを主唱されてきたが、特に1997年のトムヤムクン通貨危機からの経済回復のために、この「充足経済」の考えを周知された。日本でも「吾足ることを知る」という諺があり共感できる。

掲載日:

10月29日付:

媒体名(国名):

ラ・バングアルディア紙(西)

執筆者(発信地):

ルイス・ウリア国際部長

 日本の青少年向け漫画と西洋のコミックの根本的な違いは,主人公にある。1930年代,ジェリー・シーゲルとジョー・シャスターが作り上げたアメリカのヒーロー,スーパーマンと,40年代現代漫画の父と呼ばれる手塚治虫によって生み出された子供の心を持ったロボット,鉄腕アトム。漫画のヒーローは,正義の味方である子供がなることが多い。
 形式的な観点から見れば,絵のスタイルも,日本漫画と北米,仏・ベルギー伝統のコミックを差別化する特徴のひとつである。しかし,日本に存在する様々なスタイルを前にすると,この見方は揺らいでしまう。国際マンガ研究センター長の吉村和真氏吉村氏によれば,コミックと比べずっと自由なページ配置や,本より先に雑誌に掲載される普及方法,多くの読者を獲得するジャンルの多様性など,その表現方法が,絵そのものより漫画の特徴を示すという。

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