世界が報じた日本
海外主要メディアの日本関連報道
最近の海外主要メディアにおける日本関連報道の中からいくつか紹介いたします。メディア側から予め承認が得られたものの中から選んで掲載しています。転載・複製を禁じます。詳細はリンクから原文をご参照願います。
掲載日:
5月8日付:
媒体名(国名):
執筆者(発信地):
アンドレス・オルテガ氏
日本人はロボットが好きである。アンドロイド,ガイノイド,あるいはアニマロイドといったヒューマノイドであれば,なおさらのことである。ロボットが必要とされる理由は,高齢化社会,産業,文化によるものと様々である。
日本の産業専門家は,60年代及び70年代より,日本人がヒューマノイド型ロボットが人間の問題解決の手助けをする内容のテレビアニメや漫画の中で育ってきたからであると指摘する。
第二の文化的な理由は,宗教,つまり,神道あるいは仏教に起因する。米国の人類学者によれば,神道はアニミズム的な特徴を兼ね備えており,ハレとケ,生命エネルギー(神)に関心を払っている。このような文化的基盤が,人間とロボットとの関係をより自然なものにしている。
第三の理由は,日本政府の関与の仕方にある。日本政府は,「イノベーション25」や「ロボット新戦略」において,産業,高齢化社会,農業。建築,インフラ,自然災害時の使用を目指している。
掲載日:
5月14日付:
媒体名(国名):
執筆者(発信地):
マグナス・ガーダム(ヘラルド・タイムズグループ政治編集長)
今回のサミットの舞台裏で日本政府は,10年前にグレンイーグルズで開催されたG8の際にスコットランド政府が行ったのとまさに同じ行動をとっている。それは,この機会を確実な経済的効果に結び付けるということである。伊勢志摩の魅力を広く世界に知らせようとする努力は,日本とスコットランドが直面する課題の多くを共有していることを明らかにするものとなった。
本州からフェリーで30分ほどの答志島では,若者が都市部へ移動し,島の主要産業である漁業が高齢化した労働力によって支えられているため状態が悪化した。ところが,現代的マーケティングと昔ながらの伝統を融合することによって,この島は再び活性化し始めている。答志島ブランドの魚介類の缶詰などは現在日本の他の地域で獲れる魚介類の3割以上の値段で売られている。こうした取り組みが若者を島に呼び戻している。