世界が報じた日本

6月18日~24日

平成26年6月25日

掲載日:

19日付:

紙面(国名):

インターナショナル・ニューヨーク・タイムズ紙アジア版(米)

執筆者・掲載欄・発信地:

マシュー・L・ウォルド記者

 津波と地震後に炉心溶融した原子炉施設内の物質のほとんどは少なくとも再び固まったと技術者は考えている。3年半たった今も建屋内は危険で近寄れずデータも十分にない。X線やその他の画像技術も建物の壁が厚く望みは薄い。汚染作業を担っている東芝と研究所は,他の物質からウランとプルトニウムを識別する3D画像技術への正式協定を結ぶ見込みである。ミュー粒子断層撮影を使えば炉心溶融による物質と建物部分の区別をすることができる。日本は汚染水など福島での汚染作業に必要な技術を海外に求めている。東電は廃棄物処理のキュリオン社との取引を発表した。米国の技術者であるバレット氏は,技術は試してみる価値があり,米国での核不拡散技術の相乗効果が他の分野で応用されるのは良いことで,その効果の様子を見守るが,我々は楽観視していると述べた。

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