世界が報じた日本
海外主要メディアの日本関連報道
1月21日~1月28日
掲載日
1月26日付
紙名(国名)
執筆者(発信地)
安倍総理インタビュー
世界経済フォーラムでは不平等が主要議題;ローハニ・イラン大統領と1対1のインタビュー;外国援助の神話;安倍総理とのインタビュー、ベブラーウィー・エジプト首相とのインタビュー
掲載日
1月25日付
紙名(国名)
執筆者(発信地)
安倍総理への書面インタビュー
(以下総理発言概要)インドで最も重要な記念日である共和国記念日の主賓に,日本の総理として初めてお招き頂いたことを非常に光栄に思う。日印両国が,長年に亘って非常に親密な友好親善関係を築いてきていることを心より喜ばしく思う。日印関係は世界で最も可能性を秘めた二国間関係だと信じており,このような考えの下,私は,インドとの間で「戦略的グローバル・パートナーシップ」に基づき,政治・安全保障,経済,人的交流などあらゆる分野において協力関係を力強く発展させていきたいと考えている。日印関係を更に強固で裾野の広いものにするためにも,日印間での人と人との往来を更に活発なものとするよう努力したい。
今日,アジア太平洋の安全保障環境は,厳しさを一層増している。日本は相互依存を深める世界において,国際協調主義に基づく「積極的平和主義」の考えの下,これまで以上に地域そして世界の平和と安定に積極的な役割を果たすべきだと考えている。そのためにインドの果たす役割が極めて大きいことを認識し,日印両国が安全保障面での協力を一層強化することを望んでいる。具体的には,まず,日印政府当局間で地域の安全保障に関する対話と認識の共有を一層深化させていくべきだ。次官級2+2協議などの二国間協議,そして,日米印など多国間協議の更なる活性化が重要。その他,二国間,多国間での海上共同訓練の継続,強化が挙げられる。日印間で定期的に行われている防衛当局間や海上保安当局間での共同訓練は,日印間の海上安全保障分野での強い結びつきを体現している。こうした訓練が更に強化・拡大されていくことを期待している。日本とインドを結ぶのは海だ。前回,2007年に総理としてインドを訪れた際にも述べたとおり,海洋国家である日本とインドが,シーレーンの保全を共に担い,地域における責任を共に果たしていくことを期待している。