広報文化外交

「スポーツ外交強化に関する有識者懇談会」第2回会合(概要)

平成26年3月10日

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 3月10日午後4時から約90分間,外務省内において「スポーツ外交強化に関する有識者懇談会」第2回会合を開催したところ,概要は次のとおりです。
  1. 冒頭,牧野たかお外務大臣政務官より,第2回会合のテーマである「開発とスポーツ」に関して,開発にスポーツが果たしうる力や役割を再確認し,その上でスポーツを途上国の開発に活用していくにあたり,日本らしい支援のあり方はどのようなものか,また,現行のスポーツを通じた開発のための支援で不足している点,今後強化していくべき点はいかなるものか等について議論して頂きたいとの問題意識を述べました。
  2. 続いて,田中明彦独立行政法人国際協力機構理事長より「開発とスポーツ」に関するプレゼンテーションが行われました。理事長からは,開発協力にスポーツが果たす役割には,個人のアイデンティティの確立や健康向上,集団の福利厚生の向上などが挙げられ,間接的であっても,スポーツを通じ,貧困削減や死亡率の低減,産業人材育成等につながるとの指摘がありました。また,スポーツには,途上国の自助努力を高めるための人材開発やインフラ整備,平和構築といった観点から触媒の役割を果たしうると指摘があり,JICAボランティアがこれまで各国のスポーツ水準の向上に果たしてきた役割・実績について具体的に紹介がありました。また,体育教育の普及や,平和構築・人権・社会的弱者支援でのスポーツの活用の重要性につき指摘がありました。
  3. 討議では,JICAボランティアの活動に賞賛が示されたほか,スポーツや体育教育の重要性を途上国に対してプロアクティブに説明していくべきとの指摘がありました。また,現地の事情やニーズを踏まえ,現地に寄り添った支援こそが,時間はかかるが日本らしい支援のあり方だとの指摘のほか,スポーツを通じて日本に対する親近感や信頼を醸成すべきとの意見がありました。また,スポーツを通じたジェンダー分野への支援の重要性や,選手を取り巻くサポートチームの育成の重要性についても意見が示されました。
  4. さらに,日本のアスリートがJICAボランティアなどで海外に派遣されることは,グローバル人材育成の観点からも非常に重要であり,日本企業はより積極的に活用していくべきとの指摘があったほか,引退後のアスリートのキャリアパスを整備する中で,国際的なスポーツ界で活躍できる人材の育成という視点も必要との意見がありました。
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