こども霞が関見学デー

令和6年8月22日

 「こども霞が関見学デー」は、夏休み期間中に、子供たちに社会について広く知ってもらうことや、政府の仕事や取組について理解を深めてもらうことなどを目的としたイベントです。
 外務省では、外務省の仕事や世界の国々について理解を深めていただけるようなプログラムを開催しました。多くの方にご参加いただき、誠にありがとうございました!

1 開催日時

 オンライン:令和6年7月31日(水曜日)・8月1日(木曜日)

 対面:令和6年8月7日(水曜日)・8日(木曜日)

 関係機関:令和6年8月2日(金曜日)、5日(月曜日)、10日(土曜日)

2 対象者

 小学生及び中学生

3 プログラム内容

【在パラオ日本国大使館:パラオ料理になった日本食の紹介】
【在トルコ日本国大使館:みんなでトルコ語での挨拶に挑戦!】

 <オンラインで開催したプログラム>

(1)海外の日本大使館発!外交官に聞いてみよう、世界の国々(7月31日及び8月1日)

【講演の様子】
【質疑応答の様子】

 7月31日に外交関係樹立30周年のパラオ、8月1日に外交関係樹立100周年のトルコにある日本国大使館とオンラインで繋ぎ、現地から日本の外交官とパラオ人、トルコ人職員がそれぞれ出演しました。各日、現地の食べ物などの文化についてのクイズや、現地語での挨拶に挑戦するとともに、大使館の仕事などについて紹介を行いました。
 パラオの講演では、日本語から生まれたパラオ語が1000語あることや歴史をたどりながらパラオと日本の「トクベツ」(パラオ語でも「トクベツ」)な関係について、また、トルコの講演では、世界三大料理の1つと言われているトルコ料理の特徴や日本語と並び順が同じであるトルコ語について紹介したところ、参加者から特に大きな反響がありました。さらに、各質問コーナーでは、外交官になったきっかけやその国で気をつけているマナー、人気のスポーツなどについて多くの質問が寄せられました。

 <外務省で開催したプログラム>

(2)国際協力70周年!世界と日本をつなぐ外交の仕事(8月7日)

 今年は日本の国際協力70周年!
 国際協力70周年を記念し、インド・デリーでの地下鉄建設や、チリでのサーモン養殖の技術協力などに触れつつ、日本の開発協力について講演を行いました。
 また、在エジプト日本国大使館とオンランでつなぎ、現地から日本の外交官とエジプト人職員が出演し、大エジプト博物館の建設などを例に、エジプトにおける日本の国際協力や外交官の仕事について紹介しました。
 質問コーナーでは、外交官になったきっかけやエジプト人の日本に対する印象など、たくさんの質問が寄せられました。参加者からは、「ODAについて詳しく知ることができ、親子で国際協力について考える機会になった」、「外交官やエジプト人職員の話を聞くことができ、貴重な体験ができた」などの感想が寄せられました。

(3)さかなクンに聞いてみよう、海のおはなし&カリコムちゃんによる講演、遠くて近い国々、カリブを知ろう!(8月8日)

【日・カリブ交流年2024記念キャラクター】
【Reggae Bon Bonをおどろう!】
共催・協力:
(第一部)JICA BON BAND、孝藤右近氏
(第二部)株式会社アナン・インターナショナル、一般社団法人SD BlueEarth・青い地球を育む会
【世界のお魚イラストの撮影タイム!】

 第一部「カリコムちゃんによる講演、遠くて近い国々、カリブを知ろう!」では、日・カリブ交流年を記念し、日本とカリブ諸国との関係や魅力的な文化等を日・カリブ交流年2024記念キャラクター「カリコムちゃん」が紹介しました。カリブ文化の一つであるレゲエ音楽と日本の「盆踊り」を融合させた「Reggae Bon Bon」と「JJ Partnership」の二曲を、JICA BON BAND による楽曲演奏に合わせ、振り付けを担当した孝藤右近さん、東京大学盆踊りサークルの皆さんとともに、踊りました。

 第二部「さかなクンに聞いてみよう、海のおはなし」では、水産分野の国際協力と海の資源の豊かさについて、さかなクンの海外体験談を交えてお話がありました。参加者からは、「カリブ海で一番早いお魚は?」「一番毒のあるお魚は何?」など、世界の海に住む魚について質問があり、世界の海の豊かさや国際協力について楽しく学ぶきっかけとなった、などの感想が寄せられました。

(4)国際文化交流を体験してみよう!&省内見学ツアー(8月7日及び8日)

【国際交流基金プログラム(うちわ制作)】
【こども記者会見(北村俊博外務報道官、右)】

 共催・協力:国際交流基金

【省内ツアー:国際会議場にパスポくんが登場】

 「国際文化交流を体験してみよう!&省内見学ツアー」を2日間で計4回開催しました。
 プログラム前半では国際交流基金による、日本文化を紹介するうちわ作りのワークショップや、海外事務所(北京、シドニー、マニラ、ジャカルタ)で働く職員によるオンライン講演を通じて、国際文化交流を体験しました。
 後半は、記者会見室や国際会議場などを見学する省内ツアーを実施し、旅券課からのパスポートについての説明の際にサプライズで登場したパスポくんと交流しました。さらに、7日及び8日に実施した「こども記者会見」では、こども記者からの鋭い質問に北村外務報道官が丁寧に答えました。
 参加者からは、「日本文化を考えるよい機会になった」、「外務報道官の記者会見室での話を聞いて、外交官という職業に憧れを持った」、「外務省内の普段見ることができない場所を見学できてよかった」などの感想が寄せられました。

【クイズラリーをしながら、展示室を楽しく見学】
【歴史博士の候補生が大集合!】

 <外交史料館で開催したプログラム>

(5)麻布台ヒルズの「外交史料館新展示室」で、きみも歴史博士を目指そう!(8月7日及び8日)

 今年4月に麻布台ヒルズにオープンしたばかりの外交史料館展示室では、館長による歓迎挨拶の後、ミニ講座では、外務省や外交史料館の役割、パスポートの歴史や史料の裏話などを紹介しました。展示室では、参加者はクイズラリーをしながら、幕末から戦後までの貴重な各種史料を見学し、「歴史博士」を目指しました。

【ワークショップでのSDGsの学び】
【アフリカの学校を再現したブースでの説明】

 <JICA地球ひろばで開催したプログラム>

(6)JICA地球ひろばでSDGsを学ぼう!(8月5日)

 JICA地球ひろばでは、元海外青年協力隊員(JOCV)を講師として、開発途上国で体験したエピソードやクイズを交えた持続可能な開発目標(SDGs)に関するワークショップを開催し、「人間の安全保障展 世界を知る、世界を変える!」の見学ツアーでは、マラリア対策の蚊帳などをはじめとする実物やパネル展示により、世界の医療、教育、環境、難民などの幅広い課題と日本の協力について紹介を行いました。

【アンクルンの鑑賞・演奏体験】
【ボルネオの昆虫と森のおはなし】

 <国際機関日本アセアンセンターで開催したプログラム>

(7)ASEANを知ろう!ASEAN諸国の文化体験(8月10日)

 東京・新橋にある日本アセアンセンターでは、マレーシア大使館によるバティック(伝統的な染めもの)作り体験、ASEAN諸国で採れる貴重な宝石をイメージした宝石せっけん作りの他、インドネシアの竹製楽器アンクルンの演奏体験、ボルネオ島の熱帯雨林の昆虫と森のお話など、ASEAN諸国の豊かな文化と自然を体験できる多彩なプログラムが開催されました。

【ミニ講義の様子】
【国際会議場見学の様子】

 <国際連合大学本部で開催したプログラム>

(8)こども国連大学見学デー(8月2日)

 今年は、日本に本部を置く唯一の国連機関である国連大学がこども霞が関見学デーに参加しました!
 参加者は、国連や国連大学について学び、国連大学サステイナビリティ高等研究所別ウィンドウで開く小西美紀別ウィンドウで開くプログラム・コーディネーターによるミニ講義では、国連や国連大学によるSDGsの達成に向けた取組などをクイズ形式で紹介しました。国連大学本部内の2つの国際会議場を見学した参加者からは、通訳ブース設備や使用方法についてなど、多くの質問が寄せられました。

 国連大学開催報告別ウィンドウで開く


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