外務省を知るためのイベント
平成26年度(2014年度)「小中高生の外務省訪問」
岩沼市立岩沼中学校の皆さん
平成26年5月15日

平成26年(2014年)5月15日(木曜日),外務省に宮城県岩沼市立岩沼中学校の皆さん(3年生5名,引率教員1名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1 主な行事内容
(1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
(2)「顕彰の像」「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。
(3)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(4)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,Q&A(質疑応答),同時通訳ブース見学を行いました。
(ア)外務省員より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
(イ) 生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- どうして他の省庁ではなく,外務省に入ろうと思ったのか?
- どういう人が外交官に向いているのか?
- 外国の要人が来日したときの対応は?
- 日韓問題についてどのような対策を取っているのか?
- 日韓関係以外にも抱えている外交問題はあるのか?
2 アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
(1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
(ア)省内全般
- 外務省の大きさ
- 陸奥宗光像
(イ)省員の話・様子
- エクアドルとの交流がとても盛んなこと。
- 外国との交流で,友好な関係を保つことを一番に考えていること。
- エクアドル等貧しい国などに援助をして助け合っていること。
- 外務省の人達がどのように考えて交渉するのかが,具体的に分かった。
- エクアドルからの被災地支援の話。
(2)感想・意見など
- 来日する大統領や大臣の好き嫌いやアレルギーなどを調べるなど,相手をもてなそうという気持ちが伝わってきて良かった。貴重な体験をさせてもらい,とても勉強になった。
- 外務省はどういう所なのか具体的に分からなかったので,他国との状況やウクライナの問題など,どのように日本に影響するのかが分かって良かった。
- 大変忙しいにもかかわらず,事前の準備なども含めて生徒達を歓待してくれたので印象がとても良くなった。ぜひ外務省の活動をテレビ等でもっと取り上げて頂きたい。そうすれば,エクアドルや他の国々が好きになって行くと思う。(引率教員)