外務省を知るためのイベント
平成26年度(2014年度)「小中高生の外務省訪問」
富谷町立日吉台中学校の皆さん
平成26年5月14日

平成26年(2014年)5月14日(水曜日),外務省に宮城県富谷町立日吉台中学校の皆さん(3年生6名,引率教員1名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1 主な行事内容
(1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
(2)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(3)「顕彰の像」「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。
(4)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブース案内後,Q&A(質疑応答)を行いました。
(ア)外務省員より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
(イ) 生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- 日本と貿易が盛んな国はどこか?
- なぜ中国は尖閣諸島がほしいのか?
- 外務省は国内で具体的にどのようなことをしているのか?
- 外務省に入るためにどのような勉強をすればいいのか?
- 外国との仲を良好に保つためにどのようなことをしているのか?
2 アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
(1)外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと
(ア)省内全般
- 中庭がとてもキレイだった。
(イ)記者会見室
- 会見台の高さが調節可能なことやバリヤフリーがなされていること。
- 外務大臣が記者会見する場所に入れて,さらに秘密(注:カメラ写りを良くするレフ板の使用)も教えてもらったこと。
(ウ)省員の話・様子
- 外務省が他国と助け合っているということ。
- 外交に関する事だけではなく,勉強の事も教えてもらった。とても良かった。
- 最終的には国と国との関係は,人と人との関係なのだということ。
- 日本人として,日本人のことを一番に考えて仕事をしていること。
(2)感想・意見など
- ドラマに出てくる外務省は悪役の雰囲気があったが,実際に話を聞いてみて,省員が懸命に働く場所だと実感した。普段絶対に入れない場所で学べたことで,とても思い出になった。
- とても重い感じのイメージだったが,明るい人達がいて,普段は聞けないことを色々と知ることができて良かった。みんなにも伝えていきたいです。
- 色々な面で丁寧に優しく対応されたので,すごくうれしかった。