外務省を知るためのイベント
平成26年度(2014年度)「小中高生の外務省訪問」
私立修徳中学校の皆さん
平成26年4月30日

平成26年(2014年)4月30日(水曜日),外務省に東京都私立修徳中学校の皆さん(3年生38名,引率教員4名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
(1)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(2)「顕彰の像」「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。
(3)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,Q&A(質疑応答)を行いました。
(ア)外務省員より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
(イ) 生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例 :- どうして外務省に入ろうと思ったのか?
- 外務省に入るためにはどうしたら良いのか?
- 国家試験は難しいか?
- 海外勤務の任期は何年か?
- 英語が話せなくても外務省に入れるのか?
- 勉強はどのくらいしたのか?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
(1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
(ア)省内全般
- 女性のための休憩室があること。
- 国際会議室に同時通訳ブースが4つもあったこと。
- 警備体制がしっかりしていたが,情報の問題もある中,意外と省内がオープンであったこと。
- 記者会見室の中に入り,実際に会見台に立てたこと。会見台に色々と仕組みがあって面白かった。
- 思った以上に建物が広く,医務室などの設備も充実していたこと。
(イ)省員の話・様子
- 今までは外務省を身近に感じたことがなかったが,じつは様々なことで自分たちの生活に影響があるということ。
- 外務省は世界中の国と交流をしていること。
- 東日本大震災当時のインド大使館での仕事。
- まだまだ自分の知らない世界がたくさんあったこと。
- 自分たちの知らないところで,思った以上に外務省員が働いていること。
- 省員が学生時代にテスト前に12時間も勉強していたという話。
- 経済関係ばかりやっているのかと思ったが,震災時に支援物資を送る仕事などもしていたこと。
- とても分かりやすい説明で,外務省という感じがした。
- 英語が話せないと入れないかと思っていたが,必ずしもそうではないこと。
(2)感想・意見など
- もっと世の中のことを知れていければ良いなと思った。
- 少し外務省に興味があったが,今日の訪問でどういう仕事をしているのかが分かった。
- 外国について興味を持つことができた。
- 職員は頭の良い人だけだと思っていたが,「他国とどう関わりたいか」などという思いが必要だと知った。
- 普段見られないものを見ることができて,大臣の気分になった。
- 最初は外国との関係を良くするだけの省だと思っていたが,結構色々な事をやっていて,色々な施設もあったので,印象が少し良くなった。
- 今までほとんど外務省について知識がなかったが,どのような仕事をしているのか少しでも理解することができた。本校で毎年行っている大使館訪問と併せて,また訪問したいと思う。(引率教員)