高校講座
令和2年度(2020年度)高校講座実施報告
栃木県立栃木女子高等学校
講演テーマ「アフリカの奇跡ルワンダの歴史と現在・グローバル人材に求められる素養とキャリア形成」
令和3年1月8日

令和2年11月5日、外務省と栃木県立栃木女子高等学校の間において在ルワンダ日本国大使館の堀田裕子参事官を講師とするオンライン(リモート)高校講座が開催されました。
参加者からの感想(抜粋):
- ルワンダは、1994年に大虐殺が起こり、多くの人々が亡くなったと知って、なんて恐ろしいことが起きてしまったのだろうと辛くなりました。そんな出来事があったにもかかわらず、現在のように発展してきたのは、沢山の人々の努力があったからこそなのだと強く思いました。
- 国会議員の女性の割合がルワンダは61%に対し、日本は10%とG20 の中でも非常に低いということを聞き、日本で女性が活躍できる場が、もっと増えてほしいと思いました。さらに、女性が指導的立場に就いている割合も日本は少ないということなので、女性が遠慮をせず積極的に活動できるようにすることも大切なのだと感じました。
- 今まで、外務省や外交官は何をしているのかあまり考えたことがありませんでしたが、「日本」という国を伝え、海外と日本をつなぐ仕事だと分かりました。ルワンダの話では、アフリカは遅れていると思っていた自分が恥ずかしいくらい発展していて、日本よりも都会だと感じました。大虐殺から国力の急成長や起業のしやすさ、識字率の予想以上の高さ、女性の活躍など自分の知らないことの多さを実感しました。
- ルワンダは私が思っていたよりも進んでいて、ほとんどはキャッシュレスで支払っていると聞き驚きました。また、ここ20年で男女平等に国会議員が活躍したり、女性が夜道を歩いていても日本と同じくらい安全だったり、とても平和な国になっているのだと分かりました。
- 「人と交流するのに文化も人種も関係なく、一番大切なのは自分と相手との心の感じ方がどうかだ。」との言葉が心に響きました。たとえ他国の人であっても、何をきっかけに仲良くなろうかなどと深く考えずに、相手を同じ人間として認識し、意思伝達できる人になりたいと感じました。
- 「失敗を恐れない」という言葉や気持ちがとても印象に残りました。私は時々失敗することを恐れて一歩踏み出せないということがあります。今回の講演を聞いて、何でも積極的に、自ら進んで行うことの大切さを改めて感じました。
- 「英語を話せることがグローバルな人材だとは限らない。日本や自分の地域をまず好きになり、知らなければならない。」という言葉が特に印象に残りました。講師の仕事はとても興味深く、私も身近な外国人に日本の魅力を伝えてみたいと思い、まずは自分の住んでいる地域についてよく知り、日本のことをさらに好きになろうと思いました。