高校講座
令和2年度(2020年度)高校講座実施報告
山口県 私立慶進高等学校
講演テーマ「世界と付き合う準備-ある山口生まれの経験から」
令和2年12月16日

令和2年11月4日、外務省と山口県慶進高等学校(私立)の間において内閣官房TPP等政府対策本部(外務省から出向中)の河村健太参事官補佐を講師とするオンライン(リモート)高校講座が開催されました。
参加者からの感想(抜粋):
- 同じ地元の出身で、日本と世界を繋ぐ仕事をしている人がいることを初めて知りました。外務省の仕事はどのようなものか全然知らなかったけどとても大変そうだと感じました。世界との付き合いは人との付き合いであって、出会いをとおして自分を知ることが大切だと思いました。
- 国連安保理の非常任理事国に選ばれるための選挙活動や、対抗馬バングラデシュとの関係に関する話を聞いて、外国との友好関係を保つのはとても大変で、多くの人の努力があってのものなのだと感じました。
- 総理大臣の外国訪問では分刻みでの計画を立てたり、裏ではこんなに大変な仕事をしているということを知り驚きました。
- 環太平洋パートナーシップ(TPP)協定がどのようなものなのか、米国がTPPから抜けたことでどうなったのかを分かりやすく説明してもらいました。トランプ大統領とバイデン氏のどちらが米国大統領になるのかに興味を持つことができ、今まで流して見ていた外交などのニュースもこれからはしっかりと見ていきたいと思いました。
- 講師が触れていた、「いかに関係を崩さず、国益を守り切るか」という理念が非常に心に残りました。私は人とうまく話して、何かを決定するところまで持っていくということが苦手なので、これから人と出会い、対話していく中で、関係を崩さず丁寧に話し合うことを忘れずに過ごしたいと思いました。
- 講師の学生時代のように、大学で日韓学生会議に参加したいと思いました。韓国の人の生の声を聞くことで、相手国に対する考えが変わると思うので、自分が知らなかったことや、もっと深めていきたいことを見つけたいと思いました。ニュースを見てこれから国際関係を改善するために私ができることを考えてみます。
- 今回の講演を聞いて、外交は、内政事情や文化、国力が全く違う国々を相手に条約を締結したり、一緒に課題解決に向けて取り組んだりするための架け橋となる重要な役割を担っていることが分かりました。