高校講座
平成30年度(2018年度)高校講座 実施報告
兵庫県立姫路飾西高等学校
講演テーマ:「世界の中の日本 外務省の仕事」
平成31年1月16日

平成30年12月20日,兵庫県立姫路飾西高等学校にて外務省総合外交政策局国連企画調整課の衞藤美彩子主査を講師とする高校講座が開催されました。
参加者からの感想(抜粋):
- 日本のあるべき姿を話される中で,「多国間主義」という言葉がありました。「自国ファースト」というのも大切だと思いますが,多国間や国境を越えた問題に目を向けることはもっと大切だと思いました。国それぞれの意見がある中で,一つのことを決めるのは難しいですが,そんな中,国々全体に利益をもたらすことのできるアイデアを生み出せる国こそが,日本であってほしいと思いました。
- これからの日本は,多国間主義を支える国,一貫性があり約束を守る国,違う考えを持つ国々の間の橋渡しになれる国として,成長していくことが大事だと分かりました。
- 外務省という仕事にも興味が出てきました。世界中の方と関わって,世界が過ごしやすくなるように働くことはとても素晴らしいことだと感じました。世界中の文化や考え方を知り,認めることも面白いなと思いました。
- 少し留学に興味があったので,留学を経験された方から,留学をして良かった点を聞くことができて,さらにやってみたいという思いが強くなったので,いろいろ調べてみようと思いました。
- 外交官や国際社会で働く人は,国や文化の違い,言語の違いを受け入れ,世界の役に立てるんだと思いました。いろいろな国や人と意見や見解を分かち合い,世界をより良くしていることに気付きました。
- 印象に残った話は,経済分野における世界の「基準」作りをするOECDの話です。私は今まで,OECDなどの国境を超えて作られる組織は,加盟国が多いほど有利だと思っていたけれど,どんな国でも加盟させてしまうと,基準のレベルが下がってしまうことや,逆にいろいろな国を入れないと,OECDの持つ影響力が下がるということが分かりました。
- 自分は,日本のことよりも世界のことについて学ぶことの方が楽しくて興味があったけど,日本のことについても学んでいきたいと思いました。将来,もし国際関係の仕事についたり,世界に出たときに,自分の国についてしっかり説明できる力をつけておきたいと思いました。
- 講師のように,小さい頃に経験したことや高校での授業,大学でのゼミなどから,具体的に将来のことを決められたことがすごいと思いました。私も,これからの生活の中で自分がまだ気付いていない興味のあることなどを探し,将来どんな仕事に就きたいかしっかりとした目標を考えようと思いました。