外務省セミナー「学生と語る」

開催報告

平成30年12月14日

 平成30年10月31日(水曜日),愛知県立大学において外務省と名古屋・東海地区5大学(愛知県立大学,静岡県立大学,名古屋外国語大学,名古屋市立大学,南山大学)の共催で平成30年度名古屋・東海地区外務省セミナー「学生と語る」を開催しました。

基調講演

テーマ:EUの変容と日本の対応
講師:田口精一郎 欧州局政策課課長

  • (写真1)基調講演の様子

参加者の感想

  • 外務省職員の貴重な講演を聞けて良かった。現場で活躍しているからこそ見える日・EU関係の現状やSPA・EPAの話が面白かった。
  • EUと日本との関係やEPAについて深く学ぶことが出来た。資料も分かりやすいし,講師の方が分かりやすく工夫して話してくれたので,楽しく講演を聞くことができた。自由貿易(EPA,TPP)について,更に興味が深まった。
  • EUの政治状況や経済状況について,他人事のように思っていた。これを機にEUと日本との関係に関心を持つべきと感じた。

分科会

 基調講演終了後,4会場に分かれて分科会が開催され,各分科会では外務省員によるプレゼンテーション,質疑応答,参加者とのディスカッション等,活発な意見交換が行われました。

テーマ:外交官の仕事,外交官という職業
講師:中西勇介 大臣官房人事課課長補佐

  • (写真2)分科会の様子(外交官の仕事,外交官という職業)

参加者の感想

  • 外交官の仕事に堅いイメージを持っていたが,多様な業務があり,そして私たちの生活や暮らしに影響を与えていると知ることができ,今までのイメージを変えることができた。
  • 非常に興味深かった。講師の個人的な体験談も面白かったし,外務省がどんな話をしているか,国際社会でどのような役割を果たしているかが,よく分かりました。もっと,外務省について,調べてみようと思った。

テーマ:サイバー・セキュリティ
講師:小寺次郎 総合外交政策局サイバー政策室課長補佐

  • (写真3)分科会の様子(サイバー・セキュリティ)

参加者の感想

  • サイバー外交について,外務省が行っていることを,深く知ることができました。グループワークの際には,実際の事件を元に対応を考えることができて面白かった。
  • サイバー・セキュリティに関しては,ほとんど知識のない状態だったが,具体例を交えて詳しく講義があり,分かりやすかった。

テーマ:日中関係(特に一帯一路とのかかわり)
講師:長瀨千夏 アジア大洋州局中国・モンゴル第二課主査

  • (写真4)分科会の様子(日中関係(特に一帯一路とのかかわり))

参加者の感想

  • 普段,中国と日本の関係,中国社会では,何が起きているのかを考えることが少ないので,非常に刺激的な会となった。「一帯一路」という言葉を聞いたことはあったが,ほぼ知識が無かった中で,基礎的な説明でかつ分かりやすかったので,非常に参考になった。
  • 一帯一路のことが,分かりやすく解説されていて満足した。また,実際に中国で活躍している講師の面白い話も聞けて良かった。

テーマ:TICAD7に向けて 日本のアフリカ外交
講師:庄司宇 アフリカ部アフリカ第二課課長補佐

  • (写真5)分科会の様子(TICAD7にむけて 日本のアフリカ外交)

参加者の感想

  • 詳しい説明,資料も大変満足のいくものだった。様々な質問にも回答があって良かった。特に気になっていたTICADについて,詳しく受講できた。
  • 「アフリカを身近に感じてもらえるように」といった視点から,アフリカ外交について丁寧に紹介があったので,TICADが日本の政治・経済にいかに影響を与えているのかを理解できた。
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