高校講座

福岡県 私立久留米大学附設高等学校

講演テーマ:「日本の外交,外務省の役割」

平成30年1月18日
(写真1)高校講座 久留米大学附設高等学校

 平成29年12月12日,福岡県私立久留米大学附設高等学校にて外務省北米局北米第二課の髙羽陽課長を講師とする高校講座が開催されました。

参加者からの感想(抜粋):

  • 外交の仕事は,日本としての大きな責任を背負いながらすることが多く,緊張感はあるが,仕事をやりとげた後に達成感を得ることのできるやりがいのある仕事だと分かりました。
  • 外交というのは,ただ仲良くすればいいわけではなく,国同士が互いの国益を優先し競い合っているようなものだ,というのが印象に残りました。
  • 大臣は固有名詞で仕事をし,官僚は匿名で仕事をするという違いから,それぞれの立場でそれぞれの責任を果たしながら,国を守っていることを知ることができました。
  • 国の存続を陰から支えている人達がいることで,国という単位での大きな平和と安全な暮らしが可能になっているということを,心に留めておきたいなと思いました。
  • 人間関係と同様,外交もどちらか一方が得をするような形にすると長続きせず,お互いがより利益を得られるように,「1+1=2以上」のものになるように努めることがとても大切なのだと思いました。
  • 外交官は日本の顔であり,また,それぞれ諸外国の思惑,国益を慮りつつ,自国の国益を図らなければならず,現地で交渉にあたる人は,その国の言語を話せるだけでなく,それを使って交渉をリードするという対人コミュニケーション力も必要であることを知りました。
  • 海外に派遣されて,後悔したり残念に思ったことはないという言葉や,先輩への憧れややりたい仕事のため,危険地への派遣も怖くはなかったというエピソードから,講師の仕事にかける熱意が感じられ,このような人々が日本の外交関係の中枢を担ってくれているのだと思うと心強いです。
  • 外務省は,日本の文化を武器に世界と戦っているのだなと思うと,資源の少ない日本にとって,いかに面白い文化を生み出し,それをいかに世界にアピールするかが大切になるのだなと思いました。
  • 日本の文化を世界に発信しているのは,その商品などを販売して利益を得るためだと思っていたし、海外支援も日本の「おもてなし」精神のようなものから行われるようになったと思っていたので,他国から尊敬されるという目的も大切なことだと思いました。
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