外務省を知るためのイベント
平成26年度(2014年度)「小中高生の外務省訪問」
私立八千代松陰高等学校の皆さん
平成26年4月2日

平成26年(2014年)4月2日(水曜日),外務省に千葉県私立八千代松陰高等学校の皆さん(3年生11名,1年生19名,引率教員2名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
(1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
(2)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(3)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブースを案内し,Q&A(質疑応答)を行いました。
(ア)外務省員より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
(イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例 :- 日本では毎年どのくらいの人数の難民を受け入れているのか?
- 海外安全情報はどのような情報から判断しているのか?
- 最近,ペルソナ・ノングラータはあったか?
- パスポートのデザインはどうやって決めているのか?
- パスポートの偽装があったとき,そのように対応しているのか。
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
(1)外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと
(ア)省内全般
- 省内に外国人がたくさんいた。
- 建物の周りに桜が咲いていて,中庭が枯山水や竹で整備されていて,日本らしさを感じた。
(イ)記者会見室
- 会見台の高さが調節可能なこと。キレイに映るように工夫されていること。
(ウ)国際会議場
- 同時通訳者用の部屋があること。同時通訳についての話が興味深く印象的だった。
(エ)省員の話・様子
- アメリカにも方言があること。
- 高卒で外務省に入ることができること。
- 難しいことばかりしているのかと思っていたが,英語がそれほど話せなくても入省できること。
- 海外勤務がそんなに多いとは思わなかった。1つの国に6年も勤務した人がいたと聞いて驚いた。
- 外務省の中でも色々な課に分かれていること。
- 世界中の国を訪れて仕事をする話。とても夢のある場所だと思うことができた。
- 海外安全情報についての説明。
- 海外に派遣される場合は,その地域を良く知っている人物が選ばれやすいこと。
(2)感想・意見など
- 楽しい面もあり辛い面もありと,外国と関わることは人生に通じるものがあるのだと感じた。
- 少し外国に興味がわいた。外国と色々と交渉するのは大変だろうけれど,それぐらいのやりがいがあるのだと分かった。
- 最初は堅苦しいイメージだったけれど,外交の話を聞いて外交官の仕事は少し楽しそうだなと思った。
- 普通の人が入れない所にも入れてもらえて嬉しかった。
- 将来は難民を助ける仕事をしたいと思った。
- 外務省にとても興味がわいた。自分でも色々と調べてみようと思う。
- 案内をしてくれた人,質問に答えてくれた人の説明がとても分かりやすく楽しかったので,外務省を身近に感じることができた。
- 仕事に生きがいを感じられた。英語を今頑張っているので,外務省の仕事もやってみたいと思った。
- たくさんの国の人々と交流する上で,「伝える」ということがすごく大切だということが良く分かった。たくさんのことを教えてもらえた。
- いろいろな国に長い期間滞在するのは楽しそうだけれど,危険なこともたくさんあると聞いて,日本のために働いてくれている人達に感謝したいと思った。