外務省を知るためのイベント

私立洗足学園中学校の皆さん

平成26年3月13日
私立洗足学園中学校の皆さん(記者会見室)

 平成26年(2014年)3月13日(木曜日)、外務省に神奈川県私立洗足学園中学校の皆さん(3年生7名、引率教員1名)をお迎えしました。
 行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。

1 主な行事内容

(1)「顕彰の像」「中庭」見学

 明治2年(1869年)の外務省設立以来、職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し、その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。

(2)「記者会見室」見学

 記者会見室の役割やスケジュール、室内に置かれている各種設備などについて説明しました。

(3)「国際会議室」見学

 国際会議室に移動し、同時通訳ブースを案内し、Q&A(質疑応答)を行いました。

  1. 外務省員より、入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項、現在の職務内容、海外勤務・出張の際に感じたこと、外交に携わることの意義などにつき、適宜解説しました。
  2. 生徒さんから次のような質問がありました。
    質問一例:
    • これからの外交に何が必要か?
    • 外交官の目線から世界についてもっと理解するには何が必要か?
    • 外務省で働くために必要なスキルは何か?
    • 外国と比べ、今の日本に足りないものは何か?
    • 現在の学校での英語教育についてどう思うか?

2 アンケート結果

 生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
 その内容の一部をご紹介します。

(1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと

ア 省内全般
  • 中が広くて、迷ってしまうくらい大きかった。
  • 歯科や内科などの医療施設があり、職員に対するケアが充実していること。
  • 働く女性のための休憩室。外務省は非常に女性に優しい環境作りを行っていることが分かった。
イ 記者会見室
  • 高さが調節できる会見台。
ウ 省員の話・様子
  • 話し合いがとても大切なこと。話し合うことによって、人間関係が円滑につながり、色々な意見が分かること。
  • 外務省と一言で言っても、仕事内容は様々であること。
  • 相手の国との折り合いには、相手に対する理解が大事だということ。
  • 育休が3年あること。長くてすばらしいと思った。
  • 小さい問題も国際問題に発展してしまうことがあること。
  • 一番必要なスキルは「健康である」こと。

(2)感想・意見など

  • とても分かりやすく説明してもらい、外務省に前より興味を持った。
  • これからも世界について知りたいと思った。
  • 外務省という遠い存在のように感じられるような場を私達に開いて見せてもらえる機会というのは、とても重要だと思う。将来のことを考えられるし、政治への考え方がより深まる気がする。より多くのこのような機会を設けてもらいたい。
  • 外務省は全く遠くに離れた場所のもので、全然知識はなかったが、職員に色々と質問に答えてもらえたことで、とても近くにあるものと感じることができた。また、外務省はただ外交官や大臣がいるだけではなく、本当に色々な仕事をする場だと感じた。入っても、対応力と健康がないと耐えられないところだということが理解できた。
  • 理解することが一番大切と聞き、少し安心し身近に感じた。とても貴重な体験をすることができた。学んだことを活用して、将来についてもっと考えていきたいと思う。
  • 今までは意見が合わない人は、放っておくことがベストだと思っていたが、実際は第三者に中立者になってもらうことがベストだと分かった。頑張って外交官になりたいと思った。自分が将来どうしたいか、とても参考になった。
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