外務省を知るためのイベント
平成25年度(2013年度)「小中高生の外務省訪問」
富山県立高岡高等学校の皆さん
平成26年3月6日

平成26年(2014年)3月6日(木曜日),外務省に富山県立高岡高等学校の皆さん(1年生8名,引率教員1名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
(1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
(2)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(3)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,Q&A(質疑応答)を行いました。
(ア)外務省員2名(うち1名は同校OB)より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
(イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例 :- 外交をする上で一番気をつけていることは何か?
- グローバル化が進む社会で生きていくのに必要な力は何か?また,高校生の自分達が今つけておくべき力は何か?
- 外交官という仕事のやりがいは何か?
- 休日はどのように過ごしているのか?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
(1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
(ア)省内全般
- 働く女性のための休憩室があった。
- 警備が厳重だった。
- 敷地内の広さ。
- 他の機関に比べ,様々な部屋や施設があったこと。外交のためには多くのことが必要になるのだと驚いた。
(イ)記者会見室
- 実際に記者会見が行われている部屋などを見て,外交とは自分たちとは全く関わりのないものではなく,むしろ自分たち一人一人にとって必要なものだと分かった。
(ウ)省員の話・様子
- 一応休暇を取れること。
- 外国との付き合い方などがとても良く考えられており,それが広範囲の人間関係でも適用されると教えてもらったこと。
- 領土問題については強い姿勢で取り組んでいること。心強いと思った。
(2)感想・意見など
- 大変深く見学させてもらった。外務省に限らず,外交の仕事についてもっと詳しく知りたいと思った。
- 訪問するまでは,外務省はエリートばかりが集まり,少しのミスなどもできない緊張感が張り詰めたところだと思っていたが,それはそうでも,国を守るという志を持っているスゴい人達が集まっているからこそなのだと分かり,そのような生き方をしてみたいと思った。これからの人生でもう2度と起きないような素敵な体験をさせてもらった。自分の世界を広げることができたように思う。
- たくさんの質問に答えてもらった。自分は国際協力に関心があるので,将来についても良く考えながら「外交」ができる人間になっていきたいと思う。
- 外務省の仕事が自分が興味を持つ分野とリンクしていることがわかり,今まで以上に関心を持てるきっかけとなった。たくさんの驚き,発見があった。
- 考えていたよりも明るい雰囲気で,多くの人たちが働いている様子が見られて,外務省を身近に感じることができた。
- 今まで遠い世界のように感じていた外交が,自分の身の回りにも似たことがあると知り,身近なことに感じられた。