外務省を知るためのイベント
平成25年度(2013年度)「小中高生の外務省訪問」
国立お茶の水女子大学附属中学校の皆さん
平成26年3月5日

平成26年(2014年)3月5日(水曜日),外務省に東京都国立お茶の水女子大学附属中学校の皆さん(3年生10名,引率教員1名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
(1)「顕彰の像」「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。
(2)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(3)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブースを案内し,クイズやQ&A(質疑応答)を行いました。
(ア)外務省員より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
(イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例 :- 外務省と大使館はどのように情報共有しているのか?
- 他国と交流し異文化を知ったことで,「日本人で良かった」と思ったことはあるか?それはどんなことか?
- なぜ外交官を目指して,この職についたのか?
- 外務省の仕事で,やりがいがあることや一番苦労したことは何か?
- 国際関係を友好に保つ上で,中学生の自分達にできることは何か?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
(1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
(ア)省内全般
- 中庭の日本庭園がキレイだった。
- 省内に「働く女性のための休憩室」や歯科・内科などがあり,とても充実していること。
(イ)記者会見室
- 記者会見が頻繁に行われていること。会見台の高さが調節できること。
- 実際に入ってみて,普段私達がテレビなどの様々なメディアで見る記者会見がここで行われているのかと少し驚いた。
(ウ)国際会議室
- 国際会議で行われる同時通訳のシステムについての話。
(エ)省員の話・様子
- 日本はどこの国とも仲良く平和的にというイメージがあったが,実際はなかなか上手くいかないところもあること。
- 外務省に勤め始めて最初に担当の言語を割り当てられて,2年間留学すること。最初は皆何も分からない状態で行くのに,比較的話せる状態で帰国すること。
- 男女の差別が少なく,女性が働きやすい環境であること。
- 仕事で海外に行く回数。今まで20カ国以上に出張したこと。
- 部署がたくさん分かれており,省員一人一人がそれぞれの仕事をしっかり責任を持って行っていること。
(2)感想・意見など
- とてもお堅い,自分とはかけ離れたお役所というイメージがあったが,実際はそういうことはなく,私達日本のために働いてくれているんだなと思った。
- すごく大変な仕事だけれどやりがいのある仕事だと思った。また,責任を持って国を動かしていてスゴいと思った。分かりやすく親切な説明ありがとうございました。
- 仕事の内容を聞いて,何よりも仕事にやりがいがありそうだと思った。残業が多くて辛いかもしれないけれど,国の平和を目指しているという言葉がとても格好良く感じられた。
- 自分は他国の文化に非常に興味を持っていて,いつか外国で語学研修したいと思っている。そのため今日の経験はとても自分の将来に役立つものとなった。
- 外務省を見学するというのはとても貴重な体験で,ますます外交,外国,外務省に興味がわいた。