高校講座
令和2年度(2020年度)高校講座実施報告
京都府 京都市立堀川高等学校
講演テーマ「外務省の仕事 京都から世界へ」
令和3年2月5日


令和2年11月18日、外務省と京都府京都市立堀川高等学校の間において外務省大臣官房儀典外国公館室の川畑亜矢課長補佐を講師とするオンライン(リモート)高校講座が開催されました。
参加者からの感想(抜粋):
- 外務省に対して、少し堅いイメージを持っていましたが、事前に外国語の留学や研修があることを知り、様々な挑戦をさせてもらえる省なのだと良い印象を持つことができました。特に歴史的瞬間に立ち会うことができる可能性があることが魅力的に感じ、自分も将来そのような場面に立ち会えるような仕事に就きたいと思いました。
- 日本と外国は全く別物ではあるけれど、それをつなげるのが大使館であるという話が印象に残りました。日本の感覚では受け入れがたいものでも受け入れようと努力するという、社会生活全般において重要なことを学ぶことができました。
- 講師が外務省に入省したときに、スペイン語経験が全くなかったところから、日本の要人とスペイン語圏の国々の要人との会談の通訳をするに至るまでの話を聞いて、今の得意不得意などは、あまり将来には関わってこないのだと分かると同時に、常に努力して新しい知識や常識を学んでいかないといけないのだと知りました。
- 一番心に残ったのは、「日本の常識は世界の非常識だ」という言葉です。何をするにも住んでいる国の習慣や価値観が前に出てしまうのは仕方のないことだけれど、ずっとそれにとらわれてしまうのではなく、視野を世界へと広げていくことが大切だと気づきました。
- 外務省の仕事と聞いても、日本と外国を結ぶ窓口というぼんやりとしたイメージしかなかったのですが、窓口と言っても様々な形があるということを知りました。スポーツ大会など、政治とは離れていそうなことにも、外務省が関わっていると知り、外務省の仕事の幅の広さを感じました。
- 質疑応答の時に、自分が思ってもみなかったような視点からの答えがあり、とても勉強になりました。例えば、「外務省での通訳の仕事では、ただ通訳するだけでなく、日本が何を伝えたいのかを踏まえて微妙なニュアンスまで伝えるところに、機械には置き換えられない存在意義がある。」という話を聞き、なるほどと思いました。