高校講座
平成30年度(2018年度)高校講座 実施報告
鳥取県立米子東高等学校
講演テーマ:「外交,対アフリカ外交という仕事」
平成31年3月18日

平成31年2月13日,鳥取県立米子東高等学校にて外務省アフリカ部アフリカ第一課の小林久美子主査を講師とする高校講座が開催されました。
参加者からの感想(抜粋):
- 私は,いつか日中間の外交を担当したいと思っているのですが,文化・情報の発信源であったり,人と人とを繋ぐ架け橋的存在になることができたらと考えています。どのような目標を持っていようと講演内でおっしゃっていた「好奇心を持つこと,文化や価値観の違いを楽しむこと,相手の話を傾聴すること,相手への伝え方を工夫すること」は共通だと思うので,これを大切にし,自分なりの方法で外交官への道を歩んでいきたいと思います。
- 他の国々の人々と交流していくのには,文化や習慣などを理解して相手を尊重しながら会話を深めていくことが大切だと分かりました。自分の将来の選択肢を広げるためにも,小さなことにチャレンジしていくことを続けて,自分が納得できる人生を歩んでいきたいです。
- 普段の生活では知ることのできない外国と外交の話や日本の取組を知ることができて,とても良かったと思います。日本がアフリカの国々と協力し,様々なプロジェクトを進めていくことは,アフリカの発展にとって,とても重要だと思いました。
- 外交官の方々は,私が思っていた以上に派遣された国の人々に寄り添われて,民間の人々と活動をされているのだなあと感じました。活動はとても多岐にわたっており,外交官というお仕事に興味を持ちました。世界は広いけれど,小さなところから,日本との活動を浸透させていくということが重要だと分かりました。
- 今回聞かせていただき,アフリカという場所や,外国への見方が少し変わったように思います。どちらかといえば,死ぬまで国外に一歩も出ず,安心・安全な日本で過ごしたいなと思っていましたが,国内だけでなく海外の人たちのために働いて,その地域の文化に触れて生活するのも,すごく素敵な暮らし方だなと思いました。
- アフリカでの開発支援などといった外交の活動についてぼんやりとしたイメージしかなく,あまり興味ももっていなかったけれど,今回の講演で,とても魅力のある仕事だと感じました。自分にとって“グローバルに”というのが,非常にハードルが高いものだと考えていたけれど,自分で可能性をつぶさずに視野を広げて,これからの進路を考えていければ良いと思いました。
- アフリカに対して漠然としたイメージしか無かったが,詳しく知ることができて,興味が湧きました。国によって性格が違うことが,具体的に知ることができて楽しかった。アフリカは治安があまり良くないけれど,優しい人が多かったり良い点もたくさんあることが分かりました。ニュースなどで見るテロばかりでなく,良い点も知らなければならないと思いました。
- 印象に残っているのは,日本は発展途上国への支援の際に,その国と対等な関係で支援を行うという話です。どうしても支援をする側の国が優位な立場となって,支援を進めていってしまうのではと思っていたけれど,対等な関係ということで,日本への信頼も高まっていくのかなと思いました。
- 印象に残ったのは,最後の高校生へのメッセージで,「結果を楽しむだけではなく,過程を楽しめ」という言葉です。過程を楽しみながら,物事に取り組むと,自然と話し合いが広がったり,見える世界が広がったりして,結果もついてくるようになるのかなと感じました。自分も世界を飛び回って,いろいろな経験をして,成長してみたいと思いました。