高校講座
平成30年度(2018年度)高校講座 実施報告
宮城県立仙台第二高等学校
講演テーマ:「ロストフの芝生の感触,空の色」
平成31年1月24日


平成30年11月8日,宮城県立仙台第二高等学校にて外務省国際協力局気候変動課の前田雄大課長補佐を講師とする高校講座が開催されました。
参加者からの感想(抜粋):
- 大事なことは,自分の目で見て自分で判断することと,人の判断・情報をうのみにしないことだと教えていただきました。これまでの常識がくつがえることがあるとお聞きしたので,世界・日本を知り,知識の幅を広げるためにも一度留学してみたいと思いました。
- 講師は,英語は昔苦手だったらしいですが,毎日の努力で通訳できるまでになったということで,努力の重要性を知ることができたと思います。
- 「人生には自分を変えるチャンスがいくつもある」という話はよく聞きますが,そのチャンスを自らがよく知る「第一の個性」ではなく,安定はしていないものの新しい可能性を秘めた「第二の個性」で選ぶという意見は,今まであまり聞くことがなかったので,とても参考になりました。未知の可能性を突き詰め,自分でも深く知らない「自分」を信じることで,さらなる自信を持てるようになることにもつながると思うので,積極的に実践していきたいです。
- 今回の講演で,外交官というお仕事への印象が変わりました。外交は,外交官1人の力で進められるのではなく,国民全員がどこかで関わっているということが分かりました。
- 講師の実体験に基づいて,小さな事でも何年も積み重ねれば,いつか自分のためになることや,基礎から柔軟な発想は生まれてくるものだということを深く理解できました。
- シャドーイングを毎日1時間行ったことで,英語がとても上達したというエピソードから,毎日1時間でも2時間でも何かに取り組むと,その面で優れているようになることができるとおっしゃっていたことが,とても印象に残っています。私自身,時間が無いと逃げていた気がするので,少しでもいいから継続してみようと思いました。
- 外交とは何か,外務省ではどのような仕事をしているのかなどは全く知りませんでした。海外の人たちと何か接点があれば,それはすでに“外交”であるという話があったので,海外に行ったときだけでなく,日本で生活しているときにも日本人として恥じない行いをするべきなのだなと感じました。
- 「外務省」とは何をしているのかということを,色々な例えを用いて説明してくださり,分かりやすかったです。その話を聞いているうちに,私たちが知っているような世の中の情報というのは,最終的な結果にすぎないのであって,その過程において様々な立場の人が誇りと責任をもって仕事をしているということを改めて感じました。
- 外交という物はとても頭を使うものだということが分かりました。国家規模の心理戦というのは,なかなか格好いいなと思いました。