高校講座

滋賀県 私立比叡山高等学校

講演テーマ:「グローバルな視点とは何か」

平成30年12月17日
(写真1)高校講座の様子(私立比叡山高等学校)
(写真2)高校講座の様子(私立比叡山高等学校)

 平成30年11月9日,滋賀県私立比叡山高等学校にて外務省欧州局ロシア交流室の大澤暁課長補佐とする高校講座が開催されました。

参加者からの感想(抜粋):

  • 耳の聞こえないロシア人の男の子に小型の補聴器を贈ってあげたり,骨折の処置が悪かったために足の骨が伸びにくくなってしまった女性の方に手術を日本で受けるように手配したなど,困っている人を助けているのはすごいことだと思い,心が温かくなりました。
  • 「大使館の仕事の多くは裏方である」という言葉が印象に残っています。首脳会談の場所のセッティングや各方面への手配などをしているということですが,その裏方の仕事の一つ一つが重要で,それが積み重なった上で成り立つ外交なのではないかと思い,とても興味が湧き,魅力を感じました。
  • それぞれの国によって,考え方の異なる中でいかにして世界をつなぐかが,外務省の仕事であると教えてくださって,とてもよい経験となりました。
  • 私自身,将来外国語を活用した仕事に就きたいと考えているので,とても参考になったし,将来の仕事のイメージが少しできるようになりました。また,外国語を活用する仕事はそれなりに苦労するということも分かったので,大学で会話表現や適切な言葉のチョイスができるように言語を磨き,外国に携わる仕事に就いたときに,即戦力になれるように頑張りたいと思いました。
  • 国と国の取決めを設定したり,海外での日本人の活動を支援するだけでなく,先進国の一つとして高度な医療機器を提供するなど,多様な面で国と国との架け橋となっているのだと感動しました。
  • 視点によって異なる世界が見えてくるし,立場によって正義のあり方も変わってくるというのは,とても納得しました。だからこそ,私たちの世代は,積極的に世界を知ろうとするのが大事になってくると思います。なので,今の私にできることは小さいかもしれないけど,少しでも良く伝わる英語を習得して国外で活躍したいです。
  • 印象に残ったのは,外交は国と国との関係で,それは人と人との関係であるということです。外務省は,日本の代表として外国と関わって仕事をするので,重大な使命と責任を負っている外交官と私たち高校生とは,全く共通な部分が無さそうなイメージでした。ですが,言語や文化が違っても,まずは相手のことをよく知ることが大切ということは,わたしたちにも当てはまるので,なるほどなと思いました。
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