高校講座
平成29年度(2017年度)高校講座 実施報告
宮城県 私立仙台城南高等学校
講演テーマ:「高校生とともに考える,世界の中の日本」
平成29年8月29日


平成29年7月7日,宮城県私立仙台城南高等学校にて外務省南部アジア部南西アジア課の山崎茉莉亜課長補佐を講師とする高校講座が開催されました。
参加者からの感想(抜粋):
- 日本は先進国としてODAなどで発展途上国に積極的に支援しています。しかし,東日本大震災に見舞われたときに義援金やレスキュー隊を送るなどして支援してくれたのは,発展途上国を含めた163の国や43の国際機関だったという話でした。この話を聞いて,これまで日本が支援していたような国も,いずれ日本と対等に渡り合うようになってくると思い,日本が支援を受ける側にまわる日も近いのではないかと思いました。
- 「平和」というものが武器ではなく,人々の教育や文化で成り立っているという言葉が印象に残りました。
- 自分の生活だけで,いっぱいいっぱいの国々などから,東日本大震災のときにたくさんの支援物資,義援金などを送ってくださった話を聞き,鳥肌がたつくらい感動し,そのおかげで,今こうして元気に過ごせているということを感じることができました。
- 日本と違って,フランスは自分でなんとかするということを大切にしている国ということが分かりました。日本で助け合う文化はとても素晴らしいことだが,世界でそれが通用するかといえばそうでもないことも分かりました。
- 戦争は人の心のなかで始まると話をされていましたが,本当にその通りだなと思いました。これからの未来は武力等ではなく互いの国が信頼しあって争いのない世界にしていくためにも,私たちの国がしてきたことを学び,私たちが平和の象徴になっていく必要があると思いました。