外務省を知るためのイベント
平成26年度(2014年度)「小中高生の外務省訪問」
横浜市立みなと総合高等学校の皆さん
平成26年12月1日

平成26年(2014年)12月1日(月曜日),外務省に神奈川県横浜市立みなと総合高等学校の皆さん(1~3年生20名,引率教員1名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
- (1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。 - (2)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。 - (3)「顕彰の像」,「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。 - (4)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,質疑応答(Q&A)を行いました。- (ア)外務省員(横浜市出身)より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- ラオス在勤中の体験談について
- 難民に対して日本はどういう取り組みをしているのか?
- なぜ日本はアフリカ等に支援をしているのか?
- ヘイトスピーチを抑制するための取り組みをしているのか?
- 外国人労働者に対する政策は?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
- (1)外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと
- (ア)省内全般
- 大臣専用のエレベーターがあったこと。
- 堅苦しいイメージがあったが,敷地内に24時間営業のコンビニがあったり,日本を知ってもらうための庭園があったりと,意外とユニークであったり,びっくりさせられることが多かった。
- (イ)記者会見室
- ほぼ毎日記者会見が行われていることを知り,信頼度が高まった。
- 記者会見台の高さが上下するなどの仕組みがあった。
- マイクがたくさん設置されていた。
- (ウ)省員の話・様子
- 41か国語それぞれの専門家がいること。外務省に入ったら必ず語学研修を受け,一人一つ外国語を習得しなければならないこと。
- タイ語とラオス語は似たような言語であること。
- 高卒の職員もいること。自分たちが大学に通っているときにすでに外務省で働いている職員がいることを知り,自分もしっかりしないといけないと思った。
- 詳しく説明してもらえ,自分たちの身近な国際関係について色々とやってくれていることを実感し,すごく理解することができた。
- (ア)省内全般
- (2)感想・意見など
- 領土問題に興味があるので,詳しく話を聞くことができてよかった。以前より積極的に世界のニュースについて興味を持っていきたいです。
- エボラ熱など世界規模の感染症が流行しているので,ニュースをよく見ていますが,外務省では条約だけではなく,感染症などにも対応していると聞いて,どんな仕事も外務省につながっているんだと思いました。日本の世界の窓っていうのが分かるような気がします。まだまだ自分の勉強不足で,少し難しいところもありましたが,世界と日本について詳しく聞けてうれしかったです。
- 自分が思っていたよりも大変な仕事でしたが,直接海外の国と関わっているところで働くことに少しあこがれます。国際結婚もあこがれます!!
- 留学について何か情報があれば調べてみたいと思った。外交で使用される様々な施設が見られてよかった。
- 外交関係を良くするためにたくさんの人が働き,様々な部署があり,多くの仕事に分かれていることはスゴイと思った。これまで自分が知らなかった貴重な情報を知ることができたので,感謝しています。
- 今日帰ってから家族にも外務省のことをいっぱい伝えたいです。
- 生徒の質問に一つ一つ対応して頂けました。お忙しい中本当にありがとうございました。(引率教員)