外務省を知るためのイベント
平成26年度(2014年度)「小中高生の外務省訪問」
群馬県立前橋高等学校の皆さん
平成26年11月11日

平成26年(2014年)11月11日(火曜日),外務省に群馬県立前橋高等学校の皆さん(1年生24名,引率教員2名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
- (1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。 - (2)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。 - (3)「顕彰の像」,「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。 - (4)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,質疑応答(Q&A)を行いました。- (ア)外務省員(同校OB)より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- 外務省に守らなくてはいけない秘密はあるか?
- おすすめの英語リスニング教材は?
- 部活で平日勉強する時間がないのですが,土日にまとめて勉強するので大丈夫だと思いますか?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
- (1)外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと
- (ア)省内全般
- 中庭(庭園)の美しさ。
- 大臣専用のエレベーター。
- 警備員さんたちの感じがとても良かった。
- 今まで想像していた以上に省内に緊張感があった。
- 省内に診療所があった。
- もっと豪華だと思っていたが,区役所のようだった。
- 金の像(顕彰の像)の話がすごく心に響いた。
- 省内に外国人の方が何人もいて,さすが外務省だと思った。
- (イ)記者会見室
- 意外と小さかった
- 記者が部屋から直接中継できる設備があること。
- (ウ)省員の話・様子
- やることが多くて忙しく,海外との交流が多いこと。
- 話の幅がとても広く,面白く聞くことができた。
- 様々な担当に分かれて仕事をしていること。
- 外務省で働くために一番大事なのは,国を想う心と冷静な頭 "warmheart, coolhead "であること
- 人生は挽回できるということ。
- 外務省の仕事は相手がいて,国益を守るということ。かっこいい仕事だと思った。
- 先輩の生い立ちの話がすごく印象に残った。
- 入省1,2年目という若いうちから,責任のある重要な仕事を任されるということ。
- 今から一生懸命勉強すれば,国際的な仕事ができるようになること。留学して英語も話せるようになること。
- 外務省の中でも,知ることのできる情報とできない情報があること。
- 軍縮を担当する部署があること。
- OBも案内人もユーモアを交えて話してくれたので,面白かった。
- (ア)省内全般
- (2)感想・意見など
- けっこう堅いイメージがあったが,省員の人達はとても明るかった。良い経験になった。日本のことに関してもっと興味を持つことができた。
- とても実りがある見学になったと思う。普段できない経験もできて,とても楽しかった。
- 元々外務省に入れたらいいなと思っていた。そして今日,外務省の雰囲気や詳細な仕事内容を知ることができたので,さらに憧れた。
- とても参考になった。いつか国際的な仕事につけるように頑張りたいと思う。そして前高に入って良かったと思った。
- 国の仕事をしっかりとこなしていることがよくわかった。詳しい案内をありがとうございました。
- 日本を愛していて,より日本を良くしようと考えている人ばかりだった。先輩がとても熱心に話してくれて,うれしかった。
- 一人一人に仕事が与えられ,かなりやりがいを感じられそうだと思った。テレビでよく見る光景を身近に体験できて良い経験になった。
- 外務省と聞くとどうしても,海外に行ってある程度自由に生活し,お金も十分にもらえると思っていたが,一般の人が知らない所で命をかけて仕事をしていると分かった。同じ高校出身の職員の方から貴重な話を聞けてとても良かった。先輩の体験談は,すごくためになった。
- 外交官になるためにしっかり勉強していきます。