外務省を知るためのイベント

国立富山高等専門学校の皆さん

平成26年10月15日
国立富山高等専門学校の皆さん(記者会見室)
 平成26年(2014年)10月15日(水曜日),外務省に富山県国立富山高等専門学校の皆さん(4年生35名,引率教員2名)をお迎えしました。
 行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。

1.主な行事内容

  • (1)「記者会見室」見学
     記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
  • (2)「顕彰の像」,「中庭」見学
     明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。
  • (3)「国際会議室」見学
     国際会議室に移動し,同時通訳ブースを案内し,質疑応答(Q&A)を行いました。
    • (ア)外務省員4名(うち2名OG,1名OB)より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
    • (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
      質問一例:
      • 学校で学んだことで,実際に仕事に役立ったことはあるか?
      • 英語の研修はどのような内容か?
      • 在外勤務では具体的にどのような仕事をするのか?
      • 結婚した後も海外勤務はできるのか?
      • 外務省で働く上で,高等専門学校時代にもっとやっておけば良かったと思ったことはあるか?

2.アンケート結果

 生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
 その内容の一部をご紹介します。

  • (1)外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと
    • (ア)省内全般
      • 記者会見室や国際会議室など,外務省の大切な施設が見られて感動した。
      • 記者会見室のしくみ。(顔写りを良くするレフ板と高さが変わる会見台)
      • すれちがう人達がみんな楽しそうに仕事をしていたこと。
      • 予防接種などの省内の医療体制。
      • 国際会議室の上に同時通訳ブースがいくつもあり,何カ国もの言葉を一度に通訳していること。
      • 「女性のための休息室」など,女性省員にとっても働きやすそうな設備や制度が整っていること。
    • (イ)省員の話・様子
      • 実際に働く先輩方の話が聞けて,より外務省が身近に感じられた。
      • 語学研修制度が整っていること。
      • 在外勤務の人達が大勢いて,中には危険な場所もあるということ。
      • 部署によってかなり仕事内容に違いがあること。
      • 先輩方が総理大臣や大統領を接遇する部署についていたこと。
      • 一般職でも海外勤務のチャンスがあること。
      • 華やかなイメージがあったが,その裏に並々ならぬ努力があること。
      • 残業が多くてもやりがいを感じ,一生懸命に仕事をしていること。
      • OBの受け答えがしっかりしていて,人間として見習いたいと思った。
      • 女性職員の占める割合の多さ。
      • 女性が結婚後も海外勤務しやすいように考慮されていること。
      • デスクワークという印象が強かったので,体力を使うと聞いておどろいた。
      • 秘書検定の勉強が,社会生活で大いに役立っていること。
      • パソコンに向かってばかりではなく,コミュニケーションを取ることが多いこと。
  • (2)感想・意見など
    • 世界を相手にするので,非常にやりがいのある仕事だと感じた。
    • 普段TVでしかみられないような会議場などを見学し,実際に座って質問ができたので,身近に感じることができた。
    • OB・OG3名の話を聞くだけでも様々な部署・仕事内容があるように感じ,入省後に色々なことを経験できる可能性を感じることができた。
    • 色々な種類の業務があり,それぞれにやりがいを感じていて,責任がある仕事だけに達成感も人一倍あるのだと気がついた。
    • 在外勤務が基本的にあるということが分かり,驚いた。海外で働くチャンスがあることは,とても嬉しいことだと思う。皆さんが自分の仕事にやりがいを感じていることや,社会人としての姿勢などがとても素敵だと思った。
    • 進路を決めるにあたり参考になった。
    • 貴重な話を聞けて,残り少ない学校生活で何を勉強したら良いか,改めて考えさせられた。
    • 外務省員のみなさんがさらにかっこよく見えた。
    • 自分の先輩方がこのような素敵な場所で働いていることに誇りを感じた。もらった資料の一部に外務省のHPに行けば国際情勢について良く分かると書いてあったので,今度訪れてみようとおもった。
    • 英語ができると有名な先輩でも,もっと英語をしておけばよかったと後悔するくらい英語が必要なんだと思った。
    • 卒業生が外務省で立派に働いている姿を見て,本当にありがたく嬉しく思った。(引率教員)
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