外務省を知るためのイベント
平成26年度(2014年度)「小中高生の外務省訪問」
大田区立大森第六中学校の皆さん
平成26年10月7日

平成26年(2014年)10月7日(火曜日),外務省に東京都大田区立大森第六中学校の皆さん(2年生20名,引率教員1名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
- (1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。 - (2)「顕彰の像」,「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。 - (3)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。 - (4)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,質疑応答(Q&A)を行いました。その後同時通訳ブースを案内しました。- (ア)外務省員より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- 外交で仕事をしていて,危険な目に遭うことはあるか?
- この仕事をしていて,やりがいを感じることは何か?
- 尖閣諸島について,今後の中国との関係はどのようになるのか?
- 海外で日本人がエボラ熱に感染した場合,日本に搬送されるのか?
- 外務省に入るために学生時代に何を勉強すれば良いか?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
- (1)外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと
- (ア)省内全般
- 陸奥宗光像。最初に作られた銅像が,戦時中に溶かされて武器として使用されたこと。
- 警備のすごさ,全体の広さ。
- 記者会見室の秘密。(顔写りを良くするレフ板と高さが変わる会見台)
- 記者会見室で,ほぼ毎日記者会見が行われていること。
- 通りすがりに省員が挨拶をしてくれたこと。
- (イ)国際会議室
- イスの座り心地が良かったり,席一つ一つにマイクや色々な機能がついていたこと。
- 同時通訳ブースに入れたこと。たくさんの機械があって驚いた。
- 意見を言う時にマイクのスイッチを押すと,席の前方のライトが光って,周りに誰が発言しているのか分かること。
- (ウ)省員の話・様子
- 一つ一つとても丁寧に仕事をこなしていること。
- 質問に丁寧に答えてくれて,とても分かりやすかった。命をかけて仕事していることが分かった。
- 尖閣諸島についての説明。
- 他国との交渉や外務省について良く知ることができた。
- 邦人の安全のために戦争や紛争をしている国に行って,何かが起きたら邦人保護のために行動すること。
- とても内容が濃く参考になった。
- (ア)省内全般
- (2)感想・意見など
- とても有意義な時間で楽しかった。
- 堅苦しいと思っていたが,皆さんとてもフレンドリーで面白かった。興味深い話ありがとうございます。
- 命をかけて働いていたり,省内で頑張っているのを知り,自分も外務省に興味がわいた。
- また外務省に来られる機会があったら嬉しいと思った。
- 今日は来ることの難しい外務省に来ることができて,本当に良かった。これからも世界について注目していきたいと思う。
- 世界についてや外務省の大変さが良く分かった。
- もっと人への関心を高めたいと思うようになった。
- 少し堅い印象があったが,質問をしているうちに印象が変わった。外務省について,より深く学べて良かった。
- 国際的な場所なので,とても気を使っていてスゴいと思った。バリアフリー化されている所もあり感心した。
- 今世界中が何となくザワザワしている気がするが,外務省そんな世界を何とかするために頑張ってくれていると実感した。(引率教員)