外務省を知るためのイベント

広島市立基町高等学校の皆さん

平成26年10月1日
広島市立基町高等学校の皆さん(記者会見室)
 平成26年(2014年)10月1日(水曜日),外務省に広島県広島市立基町高等学校の皆さん(2年生10名,引率教員1名)をお迎えしました。
 行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。

1.主な行事内容

  • (1)「陸奥宗光像」見学
     幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
  • (2)「記者会見室」見学
     記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
  • (3)「顕彰の像」,「中庭」見学
     明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。
  • (4)「国際会議室」見学
     国際会議室に移動し,同時通訳ブースを案内後,質疑応答(Q&A)を行いました。
    • (ア)外務省員(広島県出身)より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
    • (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
      質問一例:
      • 専門言語としてアラビア語を割り当てられて,ゼロから勉強するのに不安はなかったのか?
      • 中東在勤中にカルチャーショックは受けたのか?
      • 具体的に外国でどのように情報収集しているのか?
      • 日本と外国とを結ぶ責任重大な仕事だと思うが,精神的にタフでないとダメか?
      • 大学時代に学んだ知識が直に仕事に役立っていることはあるか?

2.アンケート結果

 生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
 その内容の一部をご紹介します。

  • (1)外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと
    • (ア)省内全般
      • 警備が厳重だった。
      • 記者会見室の会見台の高さが調節できること。
      • テレビで見ていた記者会見の場所に実際に入れたこと。
      • 廊下で出会った職員の人達が,気持ちよく挨拶してくれたこと。
    • (イ)省員の話・様子
      • 地元の広島出身の職員の話。職場の雰囲気がもっと堅くてピリピリしている感じなのかと思ったが,明るくてオープンだというのを聞いて印象が変わった。
      • 外務省に入ってから,自分が全く知らなかった言語を専門として割り振られること。
      • やりがいがあり退屈しないこと。様々な形で多くの国や人と関われると知り,とても魅力的な仕事だと思った。
      • どんな仕事を行っているのか,どういった流れで外務省に就職したかなど実際に聞けたこと。
      • 色々な裏話を聞けたこと。
      • 外務省に入るとき英語が苦手でも大丈夫だったこと。
      • 外務省員はみんなエリートのようなイメージで,張りつめている様子なのかと思っていたが,明るくオープンな雰囲気で,話をしてくれた人の気さくな様子に驚いた。
      • 外交官の生の声を聴くことができた。一部だと思うが,良く分かった。
  • (2)感想・意見など
    • 良く分からなかったことが鮮明になった。とても楽しく貴重な時間だった。
    • 自分は進路希望を経済に変えて,コース選びを間違えたと後悔していたが,経済学部を目指すにしても,とてもためになる話を聞けて本当に良かった。
    • もっとピリピリしていると思っていたが,女性のための手厚い支援や,話してくれた人の雰囲気でイメージが変わった。本当に来ることができて良かった。進路選択にとても参考になることばかりだった。
    • すべてが感動的だった。貴重な時間だった。
    • 今回の訪問は非常に有意義なものになった。色々な話を聞いたり施設を見たりできて,とてもためになった。
    • 入ったときは警備がかたく,こわい感じがしたが,実際に案内してもらっていると楽しそうな雰囲気もあり,海外を日本を結ぶ機関=怖いというイメージはなくなった。とても充実した2時間をすごすことができた。質疑応答がとても自分の中で印象に残っていて,人生を動かすきっかけになりそうな予感がする。
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