外務省を知るためのイベント

私立昌平中学校の皆さん

平成26年8月28日
私立昌平中学校の皆さん(記者会見室)
 平成26年(2014年)8月28日(木曜日),外務省に埼玉県私立昌平中学校の皆さん(2年生29名,引率教員3名)をお迎えしました。
 行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。

1.主な行事内容

  • (1)「記者会見室」見学
     記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
  • (2)「顕彰の像」,「中庭」見学
     明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。
  • (3)「国際会議室」見学
     国際会議室に移動し,同時通訳ブースを案内後,質疑応答(Q&A)を行いました。
    • (ア)外務省員(埼玉県出身)より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
    • (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
      質問一例:
      • この仕事を選んだきっかけは?
      • 外務省に入るために受験する試験の内容は?
      • 外国の人とつきあう際に気をつけることは何か?
      • この仕事をしていて良かったと思ったことは何か?
      • 外交官になるために,これだけは心した方が良いことはあるか?

2.アンケート結果

 生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
 その内容の一部をご紹介します。

  • (1)外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと
    • (ア)省内全般
      • 思ったより広かった。
      • 医療設備が充実していること。
      • 正面玄関の銅像(顕彰の像)の話。
      • 建物内にたくさんの部屋があって面白かった。庭園など日本らしいところもあって驚いた。
      • 建物がロの字型だった。7階の窓から見えた国会議事堂が結構近かった。
    • (イ)記者会見室
      • テレビ局のコードがいつも置いてあること。
      • 外務大臣が記者会見する場所は結構大きいかと思っていたら,意外と小さかった。
    • (ウ)省員の話・様子
      • 外国以外の相手とも仕事をしていること。仕事の幅が広いのが印象に残った。
      • バンコクの正式名称が長いこと。
      • 省員の1/4以上が女性職員と,女性の割合が多いこと。女性に優しい設備もあって,だから女性も働きやすいのだと思う。
      • 部署によっては海外出張が全然ないこと。
      • 仕事内容の説明。興味深かった。
      • 外務省の職員に定員数があること。
      • 40カ国語以上の言語のスペシャリストがいること。
      • 思った以上に多くの局,部があること。
      • 日本の代表として,とても重要な役職で一生懸命仕事されているということが分かった。
      • 自分たちが国からしっかりと守られていることが分かった。
      • タイが予想以上に都会だったこと。タイと日本は昔から交流があったこと。
  • (2)感想・意見など
    • 訪問する前は,国民の税金を使い公務員の名にあぐらをかいているイメージがあったが,給料も残業代も普通の企業より少し多いくらいで,結構苦労もしているのだなと思った。
    • 楽しかった。なれるなら外交官になってみたい。
    • 外務省は結構きびしいという印象があったが,案内の人の話が面白くて,今までより良い印象になった。
    • 海外と関係のある職業に興味がわいた。
    • 初めて中に入り,見たこともない所を見てとても興味がわいた。とても良い経験になった。これからも頑張って下さい!
    • 残業手当をもう少し増やしてもいいのではと思った。とても設備が良く,ここで働いてみたいと思った。
    • タイについてもいろいろ勉強になった。大人になったらタイに行ってみたいです。
    • 元々外務省に興味があったので楽しみにしていたが,職員の説明も分かりやすく面白かった。
    • 日本のために多くの努力をされていることが,目に見えて伝わってきた。外交における必要不可欠なものが,本校でも重要視しているコミュニケーション力であることが非常に興味深かった。(引率教員)
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