外務省を知るためのイベント
平成26年度(2014年度)「小中高生の外務省訪問」
私立昌平中学校の皆さん
平成26年8月25日

平成26年(2014年)8月25日(月曜日),外務省に埼玉県私立昌平中学校の皆さん(3年生26名,引率教員2名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
- (1)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。 - (2)「顕彰の像」,「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。 - (3)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブースを案内後,質疑応答(Q&A)を行いました。- (ア)外務省員(埼玉県出身)より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- 外交官は何カ国行くのか?その国の言語が話せなくても,行かさされることはあるのか?
- 外務省はなぜ女性が多いのか?
- 語学以外でどのような能力が必要か?
- 仕事のやりがいは?
- 仕事を辞めたいと思った瞬間はあるか?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
- (1)外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと
- (ア)省内全般
- 同時通訳の部屋
- 記者会見室を生で見れたこと。会見台の高さが上下すること。
- 中庭がとても印象に残った。
- 働く女性のための休憩室があって,女性にやさしいなと思った。あと歯医者もあってスゴいと思った。
- 中央フロアにある男の子と女の子と鳩の銅像(顕彰の像)は,亡くなった職員のために作られたということ。
- 施設内にあまり冷房が効いていなかったこと。
- (イ)省員の話・様子
- いろいろな国に行けて楽しそうだと思った。
- 外国で何かが起こると24時間体制で何十時間も働くこと。頑張っているなと思った。
- 職員が2人しかいない在外公館があるということ。
- 華やかな職場と思っていたが,ハードなのだと分かった。
- あまり冷房も効いておらず,決して良い環境ではないのにとても重要な仕事に取り組んでいること。
- 省員みんながいろいろな国に行って,そこの言語が話せなくても交流をしなくてはならないということ。
- 世界のために働いていて,どんなに辛くてもみんなで励まし合いながら仕事をしていること。
- 多くの外交官が海外で命がけの仕事をしていること。
- 領事担当1名あたり4万人ぐらいの海外にいる日本人の安全を確保していること。
- 外国との関係をほとんど担当していること。
- とても大切な仕事でやりがいがあること。
- 最初は英語が得意でなくても,努力次第で外交官になれること。
- 少ない人数で,海外情勢をとりまとめていること。
- 給料が普通の会社とあまり変わらないこと。
- (ア)省内全般
- (2)感想・意見など
- 何々省とかいうと堅い印象が強かったけれど,省員の話を聞いて,同期がいたり,女性がたくさんいたり,一人一人一生懸命やっていることが分かって印象が変わった。
- 一つ一つの質問に丁寧に答えてもらえたのに感動した。自分の仕事を様々な面から見られており,決してうわべだけの「とても優れた仕事」ではないことを説明してもらったことに感動した。貴重なお話ありがとうございました。
- 外務省で働く人は,もっとお金持ちなのかと思ったが,外国に住む日本人や外国との交流のため一生懸命だと思った。本日の見学で普段では分からないことが分かり,外務省の仕事がとても大切であることが大変良く分かった。とてもためになった。
- もっと税金を無駄に使っていると思っていたが,そうではないと分かって印象が良くなった。