外務省を知るためのイベント
平成26年度(2014年度)「小中高生の外務省訪問」
私立海星高等学校の皆さん
平成26年8月22日

平成26年(2014年)8月22日(金曜日),外務省に三重県私立海星高等学校の皆さん(2年生10名,引率教員3名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
- (1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。 - (2)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。 - (3)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブースを案内後,質疑応答(Q&A)を行いました。- (ア)外務省員より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,説明しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- 今まで訪問した国の中で一番良いと思った国及びその理由
- 大学受験で一番意識したことは何か?
- なぜ外務省に入ろうと思ったのか?
- 現在冷却気味であるアジア情勢の今後の展望
- 日本は外交に関して不得手であると言われているが,実際どうなのか?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
- (1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
- (ア)省内全般
- 警備がしっかりしていた。
- 歯を治療するところがあった。
- 外務省内の施設の充実度,工夫。
- (イ)記者会見室
- 顔写りのために反射板が置いてあるのには驚いた。
- (ウ)省員の話・様子
- 外国とのやりとりは,金や数字のデータのやりとりが主流だと思っていたが,外国に対してよく見せることや,なめられないようにするなど,人間味もあるやりとりをしていたのが意外だった。
- とても日本のことを考えて,夜も寝ずに一生懸命に仕事をしていることが分かった。
- 様々な外交問題につき語ってもらい,外務省のことを良く理解できた。
- 日本の文化などが世界で一番良いこと。外務省で働く人から見ても,世界で日本が一番良いという点。
- いろいろな話が聞けて,これからのことに活用できると思った。
- 省員の話を聞いて,外国の人達と価値観をぶつけ合い,相手のことを受け入れる余裕の気持ちが必要だと思った。
- 個人の例にたとえて外交を分かりやすく説明してくれた。
- ジョークが外務省の人らしく,人間としてとても親しみが持てた。
- 省員の話から,日本に対する熱い思いが伝わってきた。
- (ア)省内全般
- (2)感想・意見など
- 来る前は無縁な場所だとか,次元が違うように思っていたが,実際スゴいところで知ることができて良かった。入れないようなところに入れて貴重な経験だった。
- 訪問する前は名前だけで活動内容はほとんど知らなかったが,訪問したことによって親近感がわいた。
- 自分は勉強について悩みがあったが,省員の話を聞いて解決するためのヒントをたくさん得ることができた。
- いつも日本国民のために働いてくれてありがとうございます。これからも日本や国民のために頑張ってください。
- 外務省のことをたくさん知ることができた。これから世界の様々なことについて聞いてみようと思う。
- 高校生への広報活動は,高校生のやる気を促進するには有効かと思う。(引率教員)
- 外務省というと閉鎖的なイメージがあったが,高校生に対して親身になって話してくれたこと,これが意外でもあり,嬉しく感動した。これもまさに“おもてなし”の精神だと思った。(引率教員)