外務省を知るためのイベント

私立聖セシリア女子中学校の皆さん

平成26年7月16日
私立聖セシリア女子中学校の皆さん(記者会見室)
 平成26年(2014年)7月16日(水曜日),外務省に神奈川県私立聖セシリア女子中学校の皆さん(中学3年生30名,引率教員2名)をお迎えしました。
 行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。

1.主な行事内容

  • (1)「陸奥宗光像」見学
     幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
  • (2)「記者会見室」見学
     記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
  • (3)「国際会議室」見学
     国際会議室に移動し,Q&A(質疑応答)を行いました。
    • (ア)外務省員2名より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
    • (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
      質問一例:
      • 仕事のやりがい,楽しいと思うこと,大変なことは何か?
      • 語学力はどのくらい必要か?
      • 外国と関わる上で気をつけていることはどんなことか?
      • 働いている人達の男女比はどのくらいか?
      • 女性ならではの能力や特性のいかせる仕事はあるか?

2.アンケート結果

 生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
 その内容の一部をご紹介します。

  • (1)外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと
    • (ア)省内全般
      • 外務省全体の広さ。
      • 竹やぶ(中庭)があったこと。
      • 保健室のようなものがあり,予防接種が受けられること。
    • (イ)記者会見室
      • 会見台が興味深かった。レフ板があったり,座っても会見できるように高さが調節できたりと,細かい配慮がされていてスゴいと思った。
      • 記者会見が多いこと。大臣が夜中の2時でも臨時記者会見をすることがあること。
      • 実際に記者会見が開かれる場所に入れて,夢のようだった。ニュースでよく見る場に自分が足を踏み入れることができて,本当に幸せです。
    • (ウ)省員の話・様子
      • 外務省で働いている人でも,外務大臣に直接会うのは難しいということ。
      • やりがいとは「一生懸命やること」で,どんな仕事にもやりがいはあること。つらい仕事もあるけれど,達成感があって結果的には楽しいこと。
      • 英語以外にもう一カ国語話せると良いということ。語学力は本当に必要だということ。今学校で学んでいる英語の勉強はとても大切なのだと分かった。
      • 職員の1/4以上が女性職員であること。
      • 外務省には色々な部署があり,外務省に勤めているからといって,交渉だけをするわけではないということ。
      • 外務省に入省するのに大学の学部はあまり関係ないこと。
  • (2)感想・意見など
    • 女性に優しい職場で,女性専用の休憩室があったり,産休や子供の送り迎えができるように早く出社できるシステムもあって,こういうように女性に優しい職場をもっと増やしてほしいと思った。
    • 質問に答えてくれた省員の話で,普段の仕事が楽しそうという感じが伝わってきたし,外国に行くのも楽しそうだと思った。貴重な体験をさせてもらい,とても楽しかった。ニュースを見るときに会見室を思い出してみようと思う。
    • 改めて“働く”ことの意味を考えさせられた。自分の夢を叶えるため,自分の理想とする人になるため,もっと頑張っていきたいなと思った。
    • 外務省は男性が上で,女性がその下など上下関係があるのかと思っていた。しかし,男女関係なく一緒に仕事をしていることが分かって良かった。また,女性の方が語学力が上だと知って驚いた。
    • 今日外務省を見学して,少し外務省の仕事に興味が持てた。今後,色々と今回のことを参考にして,調べてみたいと思った。
    • 外務省は男性ばかりだと思っていたが,意外に女性も多く,自分もたくさん勉強して頑張れば入ることができるのが分かった。今回,普段はきっと見ることが難しい外務省に入り,勤めている人から話を聞けて,今まで知らなかった事を沢山教えてもらった。これからニュースを見ることも楽しくなると思う。
    • 外務省は国の重要機関であるので,国の行政に対応しなくてはならず,女性だからといって産休などをもらえるとは知らなかった。とても優しい職場だと思った。
    • 外務省に実際に来てみて,とても印象が変わった。海外のことだけではなく,その他多くのことにも関わっていて,自分も語学力をつけて外務省で働いてみたいと思った。
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