外務省を知るためのイベント

• （1）「陸奥宗光像」見学
  　幕末の志士から，明治維新後，外交官，外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ，像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
• （2）「記者会見室」見学
  　記者会見室の役割やスケジュール，室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
• （3）「国際会議室」見学
  　国際会議室に移動し，Q＆A（質疑応答）行いました。
  • （ア）外務省員（同校OB）より，入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項，現在の職務内容，海外勤務・出張の際に感じたこと，外交に携わることの意義などにつき，適宜解説しました。
  • （イ）生徒さんから次のような質問がありました。
    
    質問一例 ：
    • 首相が変わったことが与える外交への影響は？
    • 対中国，韓国との外交で特に大変なことは何か？
    • 外務省で今一番取り組んでいる課題は何か？
    • 外交官は会談を行うにあたり，何を学び会談にのぞむのか？
    • 外交官になって一番良かったことは何か？

　生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
　その内容の一部をご紹介します。

• （1）外務省で見たものや聞いたもののうち，驚いたことや印象に残ったこと
  • （ア）省内全般
    • 中庭があること。
    • 充実した医療設備や「女性のための休憩室」など妊婦へのしっかりとした対応，家庭を持つ職員に対するフォローなど，今までお堅い役所だと思っていたが，とても働きやすい環境であること。
  • （イ）記者会見室
    • 会見台の高さが変えられるなど以外とハイテクだったこと。
    • 実際に会見台に立てて良かった。
  • （ウ）省員の話・様子
    • 外交官の苦労で，これを食べたら確実におなかを壊すと分かっている食事でも失礼にあたらないように食べなくてはならないことがあること。
    • 「できることは何でもやる」というOBの言葉。
• （2）感想・意見など
  • めったにない貴重な経験をさせてもらった。「外務省」という組織は，これまでとても遠い存在だったが，今回の訪問で少し近く感じられるようになった。
  • 最近のメディアの風潮として，日本が押されていると報道されることが多くて，実際はどうなんだろうかと思っていた。そこで，今回実際に訪問してみて，沢山のことを考えながら外交に取り組んでいることが分かった。今回は大変貴重な経験をさせてもらった。
  • 今日まで外務省についての知識が全くなかったために，堅苦しい印象があったけれど，普段ニュースでしか見られないような場所に入り，説明を受けたことで，身近に感じることができた。