外務省を知るためのイベント
平成26年度(2014年度)「小中高生の外務省訪問」
私立古川学園中学校の皆さん
平成26年6月6日

平成26年(2014年)6月6日(金曜日),外務省に宮城県私立古川学園中学校の皆さん(2年生13名,引率教員1名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
(1)「顕彰の像」「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。
(2)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(3)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブースを案内し,Q&A(質疑応答)行いました。
(ア)外務省員より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
(イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例 :- 外交官は皆社交的なのか?
- 行った国先々で,その国の人と友達になるのか?
- 外務省に入るために何か資格はいるのか?
- 会議をいつ開催するかについて,どうやって決めているのか?
- 年収は幾らくらいか?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
(1)外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと
(ア)省内全般
- 思ったより広くてびっくりした。
(イ)記者会見室
- 会見台が上がったり下がったり,高さが調節可能なこと。
- 顔写りを良くするレフ版が使用されていること。
(ウ)省員の話・様子
- 外務省はすごく難しいイメージがあったが,一般人に関係することもたくさんあること。
- 仕事で男女差がないということ。
- 海外へ行く仕事が多そうなので,男性が多いのかと思ったが,女性も多く省員の1/4以上だということ。
- 海外への留学があること。大学みたいだなと思った。
- 仕事内容の説明。見学前より理解を深めることができた。
- 外国人と話すときは,声の大きさも重視した方が良いというアドバイス。
- 国と国とをつなぐ大切な仕事だということ。世界と関わっていること。
- 外交官と言えば,どんな場でもどんな相手とても打ち溶けられるような社交性が必要かと思っていたが,担当部署によっては求められるスキルが違ってくること。
- 外交官の仕事は,外国人との交流だけが仕事ではなく,体を張って頑張っていること。
(2)感想・意見など
- 省員の話を聞いて,もっと世界を知りたいと思った。とても分かりやすい説明で勉強になった。
- 自分が思い浮かべていた外務省はもっと難しいイメージだったが,実際に来てみて少しやわらいだ印象になった。省員の話で「自分のいる世界より,いない世界の方が広い」とあったように,自分が知らない世界も今日の見学で興味を持つことができた。
- ニュースなどで,これから外務省の会見などを注目してみたいと思った。
- すごく引き締まった緊張感のある所だと思っていたが,職員の人は留学とかしていると聞いて,楽しいというか,やりがいのある仕事なのかと思った。今回訪問して,外務省で働くのもいいなと持ったので,そのために外国語を勉強したいと思った。
- 説明をしてくれた人が分かりやすくて,とても面白かった。楽しい見学になった。
- 今日は日本とアフリカの共存や,国と国との交流についてとても深く分かりやすく教えてくれてありがとうございました。本日の訪問を通して,世界についてもっと知りたいと思えるきっかけになったと思う。
- 様々な質問に丁寧に対応してもらえた。語学の学習方法について,日頃教員として思っていたり,生徒に伝えていることでもあるが,プロとして働いている人の生の声を聞くことで,より強く印象に残ったのではないかと思う。(引率教員)