外務省を知るためのイベント
平成26年度(2014年度)「小中高生の外務省訪問」
愛知県豊橋市立高師台中学校の皆さん
平成26年5月30日

平成26年(2014年)5月30日(金曜日),外務省に愛知県豊橋市立高師台中学校の皆さん(3年生7名,引率教員1名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
(1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
(2)「顕彰の像」「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。
(3)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(4)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブースを案内し,Q&A(質疑応答)行いました。
(ア)外務省員(愛知県出身)より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
(イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例 :- 外務省で働こうと思ったのはなぜか?
- 外務省の仕事で大変なことは何か?
- 外務省で働いていて良かったと思ったことは何か?
- 外交と交渉する際に,どのように日本の要求を聞いてもらうのか?
- 英語以外に良く使われる言語は?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
(1)外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと
(ア)省内全般
- 入り口に外国の人達が来た時に,省員が何気なく応答していたこと。
- 写真で見たとは比べ物にならないくらいに,大きく広かったこと。
- 中庭がとても美しかったこと。
- 施設内に歯科などの病院施設があったこと。
(イ)記者会見室
- 会見台が動いて,高さが調節可能なこと。
- 銀の板(レフ版)を使用して,見栄えを良くしていること。
(ウ)省員の話・様子
- 面白く説明してくれる人もいるんだなと思った。
- お互いの国が利益を得られる交渉が良いということ。
- なるべく戦争にならないようにしてくれていること。
- 自分たちが普段知らない外国との交渉では,日本も裏で強いことを言っていること。
- 外務省員は命をかけて働いていること。
- もっと厳しく堅い感じなのかと思っていたが,そうではなかったこと。
- 国のために働いていること。
- 色々な話を聞いて,仕事内容などが理解できた。
(2)感想・意見など
- これからも戦争にならないように頑張ってください。
- 今日は普段できない体験や話を聞かせてくれて,ありがとうございました。
- 以前,自分は良くニュースや新聞,本などで外務省の話を聞いたが,それらはほとんど「外務省はダメだ」とか「官僚はダメだ」という話ばかりだったので,多少嘘はあるとしても本当なのかと思っていたが,今日実際に外務省に来てみて,決してそういう所ではないということが分かり,大きく印象が変わった。今日の訪問で,今まで知らなかった多くのことを実際に見聞きして知ることができて,とても良かった。
- 日常生活とリンクして話してもらえて,分かりやすかった。色々な施設も見せてもらえて嬉しかった。(引率教員)