外務省を知るためのイベント
平成25年度(2013年度)「小中高生の外務省訪問」
西宮市立西宮高等学校の皆さん
平成25年12月27日

平成25年(2013年)12月27日(金曜日),外務省に西宮市立西宮高等学校の皆さん(高校1年生27名,引率教員2名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
(1)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(2)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブースを案内し,Q&A(質疑応答)を行いました。
(ア)外務省員より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
(イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例 :- 在外にどれくらいの期間勤務するのか
- 不健康地に赴任する人はどうやって選ばれるのか
- 文化や価値観に違う他国の人達と交渉する際に気をつけるべきことは何か
- 何歳の時に外務省に入りたいと思ったのか
- 外務省も途上国への援助にかかわっているのか
- オリンピックが東京で開催されることになったが,その影響はあるか
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
(1)外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと
(ア)省内全般
- 警備員の数の多さ。
- 亡くなった職員を追悼する像(顕彰の像)があった。
- 日本庭園があり,日本をアピールしている工夫が見られてスゴイと思った。
- 建物がとても大きかった。皆さん楽しそうに仕事をしていた。
- 医療施設があること。働いている人達の健康を気遣っていて,職員を大事にしていると思った。
(イ)記者会見室
- 会見台の高さを上下に調節できたり,顔映りを良くする銀色の板が置いてあること。
- 外務大臣が記者会見を行う部屋で写真撮影ができたこと。
(ウ)省員の話・様子
- 通訳の仕事があること。40カ国以上の語学の専門家がいること。
- 自国でオリンピックが開催されるときは,それに関係する仕事が出てくること。
- 外務省に入ってから新しく語学を学ぶこと。人それぞれ入省する前から得意 だった言語を使うと思っていたので驚いた。
- 外務省に入るのに大学の学部・文系理系はあまり関係ないこと。
- 担当語学を勉強するために留学できること。
- わざわざ危険な地域にすすんで赴任したがる人達もいること。さすが外交官だと改めて思った。
- たくさんの人達が様々な部署に分かれて,様々な仕事を行っていること。
- 女性職員の割合が多いこと。
- 途上国の支援を行っていること。
- 他国の人と交流するときに大切なのは「違いがあるんだ」ということを意識すべきだという職員の経験に基づいた話。
(2)感想・意見など
- 余裕をもって見学できて,とても良かった。
- 外務省にはもう来る機会がないかもしれないから,今回訪問して良かった。
- 外務省というと堅苦しいイメージがあったが,実際訪問したらとても分かりやすく説明してもらえ,興味を持つことができた。とても楽しく良い経験になった。
- 訪問する前は堅苦しくてかしこまったイメージがあったが,話をしてくれた人がとても面白く,警備員の方も笑顔で挨拶してくれて,イメージがとても良くなった。
- 実際に世界で仕事をしている人の話を聞けたことが大きかった。色々な国の人達と様々な関係を築いていくことは,とてもスゴイ事だと思った。
- 最初のイメージ通り,さすが日本の外交の中心だと思った。丁寧な説明を聞いて,外務省に入りたいと思えた。
- 外務省は自分に縁がないところだと思っていたけれど,色々なお話を聞けて外務省に対する憧れが強くなった。
- 「なんだか難しそう」という印象は変わらなかったけれど,どんな仕事をしているのか知ることができて,とてもやりがいがありそうだと感じることができた。普段は見られない施設などを見ることができて,とても楽しかった。
- 年末で忙しいのに自分たちを笑顔で迎えてもらって,ありがとうございました。この経験を今後良い形で行きたいと思う。